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2016/09/26
物と相手を受ける演技(七井)

またもや更新が遅れてすみません。
9月23日の稽古場日記です。

この日は台本上に指定のある、「とあるもの」を大量に持って稽古をしました。
今までは台詞のやり取りに重点を置いて稽古をしてきましたが、少しずつ台本の詳細な部分について考察する段階
に移って来ています。

稽古場(舞台上)にそれまでなかった物が置かれると、なんとまあ存在感があるのだろうかと思います。
何故そこにあるのか、いつまでそこにあるのか、動くのか・動かないのか・・・などなど。
台詞をしゃべる相手に対してもそうなのですが、舞台上にある物 とも関係を作って演技していかなければなりません。
道具や衣服が、「手に馴染む」「しっくり来る」というのは、そういうこともあらわしているのかもしれません。


演技をしているときは本当に色んなものから影響を受けているのだと思います。
それを少しずつ少しずつ整理してゆく作業が稽古なのでしょう。

稽古_1883


写真は、本と三田村さんです。



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Fの階公演
脚本・演出:久野那美
@神戸アートビレッジセンター kavcシアター及び地下フロア
2019年3月22日(金)-3月25日(月)

2016/09/28
言葉ではない言葉 (中村彩乃:俳優)

最近雨ばかりで、これはどうもいかん。

私は雨が嫌いです。先日なんかも突然の大雨をくらってしぶしぶコンビニで傘を買ったのですが、一日でつぶれました。そんな消耗品だっけか、ねえ、傘?

というどうでも良い文章から稽古日誌を書き始める私は、どうも、中村です。


前回の稽古。メンバーは三田村さん、中村と共演はしない二人と、佐々木さん、久野さんでした。

稽古_3652





前半は主にエチュードをしました。
言語と、言葉以外の言語(例えば相手との距離、顔など)の扱いについて考察。

以前「台本なんてお客さんのためにあるんだから」という衝撃のフレーズがでましたが、上記の試みは何というか、台本の存在についての考察と関連すると思うのですね。

あと、久野さんの「台本を読んでくれていたら何してもいい。ぶっとんでても、台本の言葉があればそんなに変な方へいかない」という言葉も印象的でした。

台本は何のためにあるのか。

俳優はある程度決められたものの中にあります。持たないといけない小道具や言わないといけない台詞。でハケなんかもそうですね。ぐずぐず舞台上にいたらお、前はよハケろや、となりますからね。

その決められたこと以外のところで、どこまで意識を巡らせるか。

「俳優が台本を言う」ということがどういうことか、今一度考えたいと思います。


後半は、点転をしながらの本読みをしました。点転は実際にある競技ではない(詳しくはHPへ)し、いうたらとても概念的なものなのですが、なぜか出来るんですよね。
「なんか今やられたと思った」かですとか、「今してやりましたね」とか。その状態を自分だけ思ったのではなく、なぜか相手とも共有出来ている。

この点転という行為も、言葉以外の言語に通ずると思います。


どうも私も色々考え中なのでまとまっておりませんが、非常に面白い稽古であったことは間違いありません。

引き続き、色々考えてみたいと思います。


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2016/09/30
紙袋(七井)

9月28日の稽古日記です。

前回の稽古場日記で「とあるもの」を大量に ともったいぶって書きましたが、今回紙袋を大量に持って舞台に出てきます。

こんな感じです。
稽古_8040

大量の紙袋を持って戸惑うためには、まずきちんと紙袋を持てるようにならねばならない というようなことを考えて稽古をしています。


この日は和室での稽古でした。
前回稽古で今回の作品に出てくる「点転」という競技をやってみた、そうなので今回の稽古でもやってみました。

稽古_2617
こういう風になりました。点を打っているようです。

この日の稽古で、佐々木君の佇まいが今までと違って見えました。体が落ち着いてきたというか、大きく見えるというか。
たぶん、良いことなのだと思います。

台詞に対してももっとストイックに関わらなければいけないな、と思った稽古でした。






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2016/10/01
稽古場日誌 9/29(三田村)

毎日雨ばかりで気が滅入りますね。三田村です。

僕にとっては初の高槻での稽古だったのですが、迷いに迷ってなかなか稽古場までたどり着けず計40分程度歩いてやっと着きました。まじ疲れました。
でもとても綺麗な公民館で和室も趣があり、結果癒されました。

演出の久野さんはよく「何をやったんですか?」と俳優に聞いてきます。俳優がよい状態であった時は特に(恐らく)。
こちらも勿論よい状態をキープしたい。勿論それをなぞるのではなく、決して守りに入らずに、、、そのことの難しさを日々感じています。いや、面白さも。まあ僕もたいそうムラが多いと自覚があるので。微妙な日はとことん微妙な人です。
とはいえ、今日は収穫のある1日でした。段々落ち着いてそこに居られるようになったのかなと。

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2016/10/01
点転の試合(佐々木)

9月30日は昼間から河川敷で七井さんと台詞合わせをしてから稽古場に向かいました。
大量の言葉を一言一句正確に覚えなければならないということで何度も繰り返していたら、だんだん舌が回らなくなってきて自分が何言ってるのかも分からなくなってしまいました。
雨が降らなくてよかった。
20161001203023563.jpeg


最近の稽古では、点転の試合のエチュードをします。
この日は初めて藤谷さんと闘いました。
意外だったのですが藤谷さんはとても点転が強い。
終わったあとの感想戦ではやはり中盤までは完全に藤谷さんが優勢で進んでいて、ある瞬間から互角に持っていけた、という内容でした。
七井さんとも戦いましたが、「こないだよりは試合になっていた」という感じでした。
キャスト全員と1、2試合ずつ戦った感じとしては、中村さんとは激しい肉弾戦になり、七井さんとは何が起こるのか分からないパルプンテ試合になり、三田村さんとはこれぞ点転という正統派な内容でした。
点転棋士役としてはこのエチュードでは誰にも負けたくないのですが、藤谷さんという強敵が現れてウカウカしてられんなーと思わされました。

台本を使った稽古では、見ていた久野さんが思いついたアイデアを試してみるとかなりおもしろく、作品がまたひとつ大きく前進した気がしました。
「点転とは演劇である」とか「点転とは人生である」とか座組の中でいろんなものに例えられている点転という競技、あと3ヶ月稽古していく中でもっともっと育てていきたいと思いました。


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2016/10/05
ロックな例のあれ(中村彩乃:俳優)

中村です。先日は稽古後に私のわがままでラーメンを食べました。美味しかったです。

…やはり冒頭のどうでも良い話はこれくらいの分量がちょうど良いのです。

稽古_9808




さて。先日の稽古では、台詞覚えも兼ねてまず読みあわせから始まりました。この「ロックな読み合わせ(命名・音響の合田さん)」、やはり稽古前にするのは大変良い効果があるようで全員良い滑り出しで立ち稽古に入れました。
何なんでしょう、これは。
立ち稽古のようにやること(ここで部屋に入るとか、ここで小道具を渡すとか)が決まってない状態でするから、相手の話を聞くのに集中しやすいのですかね。
佐々木さんと藤谷さんとしたのですが、お二方とも立ち稽古に入っても輪郭がハッキリしつつ中身は流動的な感じがしました。

また七井さんがお休みでしたので、三田村さんがするときは私が代役を、私がするときは三田村さんが代役といった具合の稽古でした。
自分の役を違う人がしてて、それを相手役として見るって、あまり無い経験ですのでとても面白かったです。(回によって多分全然違うようになるんでしょうな。)
三田村さんの芝居を真似はしないのですが、盗むというかよく観察して、自分の芝居を考えるときのひとつの肥料にしたいです。

自分の役に対してというより、上手くは言えないのですが、何かもっと大きいくくりの中で芝居をしたいと思います。


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2016/10/05
入ることの必然性。(藤谷)

みなさん台風、大丈夫でしたか?
わたしは運良く被害に遭わずに稽古場にたどり着きました。

今回は佐々木先輩、彩乃さん、久野さん、藤谷での稽古でした。初心にかえり読み合わせから始めて、次に部屋に入るという稽古を繰り返しました。
これがなかなか難しいのですね。普段はなんとなくしていることこそ、舞台で再現するとしっくりこなくなる。
今回はそれがなんでなのかを理解するための稽古、だと思いました。どれだけ自然に入れるようになったか、よければ見に来てくださいませ。

2016.10.05


悩んでいる人は綺麗だった。


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2016/10/08
稽古場日誌 10/7(三田村)

三田村です。とうとう10月に。
しかし、あまり涼しくなりません。いや、ちょっとは涼しくなったとは思うのですが、なんやねんはっきりしてや、て感じです。

昨日今日は昼間に京都での長時間稽古でした。

キャストが全員集合した本日の一番のトピックは、ダブルキャストの私と中村嬢が同時に出て来てやってみたことだったのではないでしょうか。
最初は笑いを堪えられなくなるくらい面白かったのです。だって、自分とほぼ同じようなことを喋るひとがもう一人いるのですぜ。
でもただ面白かっただけではなく、たぶんお互いに役としてそこに居るためのヒントを得た気がします。このダブルキャストはただ単純に同じ人物を二人でやる、ってわけではないので。
お楽しみに。
写真は稽古前の風景です。




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2016/10/11
6日及び10日の稽古日記(七井)

だんだん肌寒くなってきましたね。
稽古場日記が遅筆の七井です。(7日の稽古場日記は三田村さんが既に書いておられるので、ちょっと時系列がややこしいですが。。)

6日の稽古は京都で長時間の稽古になりました。舞台の原寸に近い大きさの稽古場だったのですが、空間が広がるとそこをきちんと把握しないといけないなと思わされました。普段から近い距離でのやり取りに慣れてしまっていたため、距離が遠くなった時のその場の居方が、よくわからなくなってしまった。
公演を行う京都芸術センターの講堂は、中々に大きいところなので出来れば下見をしたい 等と思っています。

稽古_2750
写真は三田村さんと佐々木君。三田村さんはこの日、「クリケット」と書いてあるTシャツを着ていました。
佐々木君は独り台詞の扱いについて苦戦していました。ある、動きをしながら独りではなく多数に語りかける。それを同時に処理するには何が必要なのでしょう。


10日は打って変わって和室での稽古になりました。広い空間からいきなり狭い空間へ変わったことで、思いかけない良さ?が出た稽古でもありました。
広い場所を経験しているので、皆演技が「大きく」なっているように感じました(大味 という意味ではなく)。
大きいということは、受けやすいということでもあるのでそれまでになかった反応が、それぞれに出てきていました。
場所との関係の作り方は、とても重要なのではないかと思います。特に今回は、講堂という趣のある場所が舞台になるので。





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2016/10/12
物語がはじまっておわる場所(斜)

10/11の稽古日誌です。

久しぶりに稽古に参加しました。いろんなことが変わっておりました。

根本的に、そこからひっくり返すのね!とニマニマしてしまうような試みがおこなわれていますよ。
この物語は、この場所で始まるのだあー。と斜はふむふむ。(出現頻度が低すぎて追いつけていないのかもしれません!)

昨日の七井さんは(役の上で)とげとげしていてすてきでした。相変わらず堅実な企みをしておられます。
中村さんはおっとり。揺るがないものがある感じです。私はそれもいいなぁと思いました。でもご本人は不満だそうなのでした。次が楽しみです。
三田村さんに初めてお会いしました。いぶし銀のたたずまいでした。禅問答のような名言をいただいたので、咀嚼します。
佐々木さんは、いやこれヤバイでしょ!ホンモノなんじゃないの?ていう感じになっていました…説得力が段違い。

そう、そんな佐々木さんと、お手合わせしていただけたのですよ!何を?点転を!!
こんなビギナーの私が、おそれおおい…と思いながら、精一杯点を打ちました。
開始3分ほどで一本負けしてしまったので、次回は必ずリベンジしたいと思います!
斜でした。


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2016/10/13
意思を持つ(佐々木)

昨日は大阪の岸辺で稽古でした。
最寄駅の正雀の駅員さんがとてもいい人です。
前に電車の中で携帯を失くしたときに見つけてくれました。

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昨日の稽古はぼくにとって驚きの多い内容でした。人生変わるかも、と思いました。
大袈裟でなく。
ぼくはどうやら、芝居中の表情、感情の変化のルールが見えないらしい。
そこでそんなに嬉しがるの!?となったり、そこでそんなに嬉しがるならここも嬉しがるはずなのに何で悲しむの!?ということばかりらしい。
それはひとつには、どうやらぼくの表情に意思がない、伝えたいという欲求がない、どんなふうに見られたいかという計画的な考えがないのではないか、という話を昨日はしました。
だから芝居の会話やコミュニケーションが成り立たない。
これはぼくが演劇を始めたときからずっとできずにいることなのですが、その問題の核心を突かれたような気がして目から鱗でした。
じゃあぼくは今まで10年近くのあいだ伝えたいという欲求のない芝居をしていたのか、コミュニケーションの成り立たない芝居をしていたのか、それはそもそも果たして芝居なのか、ぼくが10年近く演劇だと思ってやってきたのは演劇じゃないのかもしれない、じゃあ何だそれは。
点の階の稽古を始めたばかりの8月ごろに久野さんに「人は楽しいことを伝えるために笑うんだよ」と言われて、ぼくにとってその考え方は大変ショッキングだったことを思い出しました。
ぼくは楽しいから笑う、腹が立ったから怒る、というふうにしか考えてなかったので。
久野さんは「佐々木くんは全然伝わってないって思ってたことが伝わってるから『伝わってたんだ!』とびっくりする」とよく言いますが、それもたぶんぼくが伝わってるよと相手に伝えようという意思がなくて、表情にも出ないのが原因なんじゃないか。
そのように自分のことを分析していくと、なんじゃこの気持ち悪い人間は、でも自分のそういうところが案外好きだからなあとも思います。
でもそんな気持ち悪いやつはやっぱり嫌だし、変わったほうが作品もおもしろくなることは目に見えているので、変わってやろうと思います。
これからぼくは伝えたいという欲求を持ち、表情に意思を持ち、どんなふうに見られたいかを考えていくことにします。
そのための訓練として鏡を見ることをお勧めしてもらって早速試しています。
変わりたいけど変わるの恐いです。
がんばります。


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2016/10/15
初心に忘れるべからず(中村彩乃:俳優)

こんちには。すっかり寒くなってきました、熱燗が美味しい季節ですね。
しかしパンケーキを食べました中村です。
節操がないとはこのことです。


稽古_3111


さて稽古でした。

最近どうも私が登場してからの一連がイマイチ動かないとうんうん悩んでいて、今日の稽古もなんとなく同じ現象に。
しかも、久野さんではなく私が稽古を止めてしまうという暴動も起こしてしまいました。
台本の構成上、私(俳優)が何かしなくても良いのですが、いかんせん、何かしようとしてしまう。

これは
私の比較的強い自意識であったり、
なんとか場を持たせないかん(そんなんせんでも大丈夫だからええんやけど)焦りであったり、
と、まあそういったあれやこれやが絡み付いて、なかなか素直な反応が出来ない部分がありました。

で、ただ真っ直ぐ立って、真っ直ぐ変に抑揚をつけずに話す、ということをしてました。

私は放っておくとドンドン自分で何か余計なことをしまくって、それで回りが見え難くなってまた余計なことをしてしまうという傾向にあるのですが、まさにそれの予防策というか。

棒立ちで何もしない(思考はする)と、よく周りが見えるのですね。

私からすると「あまりに情報が少ないんじゃない?大丈夫?」なのですが、見てる人からすると、逆に情報量が多いとのこと。

今書いてて思いましたが、これ去年も似た課題言ってましたね。人は1、2年でそうガラリとは変わらないのだと反省しました。
初心に戻ります。

そこの芝(場)に居たいからと思いました。



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2016/10/15
ゴジラにならないように(佐々木峻一)

だいぶ遅くなってしまいましたが10/15(土)の稽古場日誌です。

この日は役者は七井さんとぼくの2人だけの稽古でした。しばらく2人しか喋らないシーンが続くので、そこを重点的に稽古。ぼくは引き続き、表情に意識を向けて稽古。やるべきことが多すぎて途方に暮れつつハードルの高さに燃える日でした。

タイトル「ゴジラにならないように」はシン・ゴジラを見た久野さんがよくする例え。点の階の稽古場では、役者が自分の中だけの原動力でアクションする状態を「ゴジラになってる」と呼びます。演者がアクションをする原動力がじっさいに舞台上で起こっていることへのリアクションとしてある状態を点の階は目指して試行錯誤しています。舞台に立つ上で当然の状態だと思っていることですが、いざ意識して突き詰めようとすると大変に難しい。

稽古が終わってから飲んだビールが大変においしく、頭を使った稽古をしたんだなと七井さんと久野さんと話しました。「もっとビールがおいしくありたい」というこれは遊劇体の大熊ねこさんが昔ツイートしていたぼくの好きな言葉です。とてもストイックな言葉だと思います。ぼくももっとビールがおいしくなるように稽古していきたいです。

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写真はいつかの試行錯誤中の稽古です。


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2016/10/19
わたしなりの食パン


なんだか最近尻尾を追いかけていた藤谷です。尻尾を追いかけるとは中村さんが前書いてらしたことです。過去の記事にございますので良ければそちらも合わせてお読みください。

最近サンバの熱い心を取り戻せなくて、何も起こせないことが続いていたんですけれど、そんなわたしに救世主が現れました。
そうです、ハスさんです。後光が差して見えました。なんでそうなるのかわからなかったことに、ふんわりとヒントを与えてくださいました。
自己解釈ですけれど、わたしはどうやら上手く存在できていなくて不安定な状態だったみたいです。そんな状態だから他人を愛せるわけもなくて、結果上手くいかなくてまた好きになれない、みたいな。これ伝わりますかね?心の中ではしっくりきたのですが、言葉にするのはまた難しいですね。

久野さんの描かれる出来事には、それが含まれているのかなと思っているので。上手くはなくてもきちんとは愛せるようになりたい。と、そんな感じに思った稽古でした。

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食パンを齧りながら走る女子高生の気持ち。曲がり角でぶつかりたい。


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2016/10/21
10月18日 たこやき(七井)

すみません。毎度遅筆の七井です。

10月19日の稽古は、お昼から吹田で行いました。

中村さん 藤谷さん 七井の三人で前半のシーンを回します。
稽古場に行く前に、どういう風にやろうか? 等と考えるのですが大体稽古ではうまくいきません。
この日も、色々考えて「なんて面白いことを思いついたのだろう」と稽古に入りましたが、まあ上手くいきませんでした。

何故なのか。何故なんでしょう。それも考えなければなりません。

稽古後、稽古場の近くのたこ焼き屋にご飯を食べに行きました。
そこで久野さんと色々話をしました。

「おお!天啓が!」

という気持ちになったのですが、それが次の稽古でどう生かせるのか。


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2016/10/27
稽古場日誌 10/24(三田村)

みたむらです。

私今月末にも実は別の本番が入っておりまして、点の階は久々の稽古。長期間こつこつやっているせいか、なんか家に帰って来た感が有ります、笑

暫く見なかったうちに他の共演者の皆さんはどの方も興味深く変化しています。
長期間こつこつ積み上げることの面白さってこういうことなんだなあ、と色々考えさせられます。日常の生き方と稽古が渾然一体となって、、、なんかうまいこといおうとしましたけど言えなかったのでやめときます。

台本後半がアップデートされてどんとやって来ました。こつこつ覚えつつ、楽しんでやっていきたい。



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2016/10/28
好きなことばにブックマーク(にさわまほ)

お久しぶりの更新です。
制作助手のにさわまほです。

自分の劇団の公演が終わり、久しぶりに点の階の稽古場に参戦しました。
階の稽古場は長い期間やっているのに驚くぐらい変化が激しいので、どんなふうに変わっているかどきどきで見にいきました。



七井さんの代役として、同志社小劇場の後輩の男の子を連れて行きました。
そうしたら、何故か佐々木さんと雰囲気がそっくり。。
兄弟か従兄弟のやりとりを見ているようで、とても微笑ましい稽古風景でした。台詞も軽やかにぽんぽん進んで、今までとまったく違うお芝居を見ている感覚。ふたりとも楽しそうで素敵でした。



そして、一ヶ月ぶりくらいに稽古場を訪れたのですが、話の内容(解釈?)が大きく変わっていて衝撃的でした。
しかも、めちゃくちゃ納得がいく流れに。創作というのは、あらかじめどこかにある正解の形を掘り出していく作業なのだと実感しました。最初からこうなることが決まっていたような。

あと、台詞がするする入りやすい日だったからかもしれないのですが、今まで気づかなかった台詞の良さに気づいたというか。これ、こんな話だったんだと。この台詞もあの台詞もいい、作品全体が詩みたいで、好きなことばにブックマークをつけたくなるような気持ちで見ていました。

京都の学生さんや20代の演劇人さんたちに見てほしい。こんなお芝居があるってことをいろんなひとに知ってほしいです。
知ってもらうために制作は仕事をします!そう思えばファイト湧いてくる!

稽古場見学、代役担当、大歓迎でお待ちしています。
にさわまほでした。


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2016/11/02
11月になりました(佐々木峻一)

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10月31日の稽古日誌です。
なんとなくもう年末感が漂い始めている気もします。
7月から始まった稽古もいよいよ折り返し地点を曲がった雰囲気がします。
この日はぼくは島根の演劇祭から帰ってきて、三田村さんはピンク地底人から帰ってきて、久しぶりに出演者の揃った稽古でした。
ぼくや三田村さんのいないあいだにも稽古場ではたくさんの発見があったらしく、詳しくはここには書けませんが確かに作品は進化しています。
また台本が最後まで一通り完成して、新しいドラマが生まれていっています。
ぼくはこの台本は演じるのがとても恐ろしい台本だと思います。
だからとても楽しいし、とてもおもしろいということですので、ビビらずにもっとがんばらんとなと思うばかりです。
明日ももっとがんばらんとな。


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2016/11/02
終わりは知ってるけどね(中村彩乃:俳優)

こんばんは。アホほど寒いですね。こんな日は熱燗でしょう。熱燗が呑みたいですね。あとはね、おでん。最高じゃないですか。あとね、鍋。カキ鍋。
と、欲望を散らかすだけ散らかして片付けはしない中村です。

今日は稽古でした。
本日も稽古場に18歳(18歳て!)の若い方がお越しくださいました。本読みを手伝っていただいた後、最初から最後まで途中で止めつつも役者みんな揃って通しをしました。

やはり、後ろができると全体が変わりますね。

「始まったから終わる」のであって、後ろから辿るのは違うとは思うのですが、しかし俳優はどうあがいても「終わり」を知ってます。(台本上で)
これを蔑ろにして、あまりに何も考えなさすぎるのはお芝居の面白味を削っているように思います。
台本上どう進むかは知ってる、でも始まったから終わる。
この二つのバランスを考えることも俳優の役割ではないでしょうか。

今日は私にとっては後半が出来てから初の立ち稽古だったのですが、よく意味がわかる回でありました。あと、改めて「泣く」という表現のもつ恐ろしさも実感。
また、それぞれの課題と言うか役のもつベクトルが見えてきて、作品自体が少しずつクリアになってきました。
舞台上には四人いるから、関係性がいく通りもある。でもそれを全て踏まえてなりたつルートがきっとある。
おもしろい。
もう、三田村さんと私の回とか全然違いますよ。性別とか年とかキャリアとかではなく、芝居の意味が。
だって私は○○○○けど、三田村さんは○○○○○からね!
ふせたね!ふせてみたね!気になったら両方ともよろしくカモンくださいよ。

そんな稽古でありました。


ああ。余談ですが、ここ1ヶ月くらい「密度の高い状態で集中して稽古するにはどうすればよいのか」をよく考えます。
人間なので集中力のムラはあります。それでも、「日によって違うよね!へへ」となるのではなく、やはり考えないといけない。
どうすればより密度の高い稽古が出来るのか。

まだまだ検証中ではあるのですが、
・稽古場に来るまでに息をしっかりする
・稽古に来るまでの道中で自分がどういうコンディションなのか把握する
・稽古場到着の最初の30分の間で、自分が他の人とどんな風に話してるか(例:凄くテンション高く話してる、良いことがあって調子にのってる、なんか自意識過剰な話し方をしてる)を感じる
・自分の登場まで息を深くする
・集中力が散漫だと感じたら、視線をどこかに固定して余計に動かない

上記が中村の場合良いとわかりました。

気がついたら11月です。もーすぐに過ぎていくでしょう。本番までの時間で、一歩でも俳優として邁進したいもんです。
おもしろくしたい。

やはり最後も欲望を散らかしました。



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2016/11/06
稽古場日誌 11/6(三田村)

三田村です。

もう11月だなんて、あと約2ヶ月で今年が終わるなんて唖然。

今日は高槻の稽古場。高槻の稽古場はなんといっても場所が広くとれて良い!
今日は七井さん以優さんお休みのため、代役をお迎えして稽古でした。なかなか面白い方。本当にありがとうございました〜

僕はといえばまだ台詞がうろ覚えなのと、この場への居方が定まらなくでまだまだああでもないこうでもないと言う感じ。早く通せるようになりたい。




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