2015/10/16
稽古場日誌【客席編】…浅田真那(演出助手) 稽古場ではなんだって起こる

こんばんは、浅田真那です。
少し遅くなりましたが、10月16日は京都で客席編の稽古でした。
この日の稽古場にはどっしりとした座り心地の良い椅子がたくさんあり、それらで簡単な客席を作って舞台に見立て、稽古をしました。

この日、中村さんの演技が凄く毅然としていて、今まで「劇場にあまり来たことのない人」だった役が、「劇場にあまり来たことはないけど何かのために劇場へ来た人」になっていました。
本人に理由を聞いても、何が理由であるのかははっきりとはわかりません。(卒業論文で演劇の本をたくさん読んでいること、読んだ演劇の本に凄く勉強になることが書かれていたことなどはあったようです)
こういうことは七井さんにもあり、七井さんは時々本当に人間が違うのではないかと思うほど、演技中に豹変する時があります。(久野さんはこの状態の七井さんを「魔術がかっている」と言います)

Recycle缶の階の稽古場では、毎回凄まじい勢いで色んなことが変化していきます。

「今これだけ演技が変わったんだから、もうこれ以上変わることなんてないだろう」
……というレベルの変化がたった3時間の稽古の中で何度も起こるのです。
それは"進化"とか"退化"とか、そんな言葉では定められるようなものではありません。
良いか悪いかなんて関係なくて、変わっていくことに意味があるんだ、というような変化の仕方をしていきます。
七井さんの演技が変わったら、中村さんの演技が変わっていって、また七井さんもそれに変えられていく。そうして作品は予想を裏切って、言葉の額縁に収まりきらない意味を持つようになる……。
常に新しい今が生まれる、凄い現場に立ち会わせてもらっているな、といつも鳥肌がたちます。



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→匣の階稽古日記

匣の階公演
【第2弾】『パノラマビールの夜』脚本・演出:久野那美
@神戸アートビレッジセンター ロビー1roomギャラリー
2018年1月25日(木)-1月28日(日)
















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