2015/09/14
稽古場日誌【客席編】…中村彩乃(役者) 余白のある芝居

今日は、中村彩乃です。暑さも和らぎ、過ごしやすい気温になって参りました。如何御過ごしでしょうか。

先日の稽古は、京都で行いました。前回の稽古からあまりたっていなかったのですが、日数というか、一分でも時間たてば人間は当然のごとく何か変わるため、また違った状態で稽古が出来ました。

久野さんからお題をいただいての稽古は、
・劇場にこいつ来ねーだろうなというちょっと常識外れの人
をしてみました。 重要なのは、ここでの常識とは、世間一般でなく、演劇界での常識です。
「その人の常識」は、人それぞれの持ち合わせてる価値観によって変わるものでしょうから、自分の持ち得ない常識のもとで動くというのは自分の価値観を外れた動きにつながることになり、興味深いです。新しい発見の積み上げは、何処で使えるかわからないですから、大事にしたいと思います。

また、個人的な感覚ですが、脚本とそして久野さんの演出は、余白があります。自由とはちょっと違います。決まっている台詞(脚本)とそれを媒体にする役者との距離に、常に余白があるため、それを埋めるのに役者が自由になれるといいますか。その余白に何か私一人ががっちり作り込んだものを埋め込んでも面白くありませんし、そもそも型があるわけでないため、決め込むのは出来ません。久野さんの言葉や七井さんの芝居を受けて、どういう風に埋めようか、粘土のように捏ね繰り回していく過程が、この現場では必要なのかなと。
そんなことを考えました。















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