2015/09/09
稽古場日誌【舞台編】…森田深志(演出助手)、各々の言葉

9/8(水)曇り、台風通過。
今日の稽古内容は、「自分の言葉ではない、登場人物の言葉との折り合いのつけ方」と「相手を見て聞いて話すこと」でした。
台詞って普段は自分が使わない語尾だとか言い回しだとかが平気で出てきます。説明的な台詞であればなおのことです。では、外国語を取得する際にネイティヴに近づけようとする作業のように、台詞を日常会話に近づけるにはどうすればよいのでしょうか。

相手を見て聞いて話すことを舞台上で素直にやる為には、稽古場でいろいろ考えた上で様々な引き出しを用意する必要があります。これは多分刺激クラスを反応クラスにレベルを上げることと似ているのだと思います。例えば、「赤」という概念を説明する時にはどのようにすればよいでしょうか。実際に赤いものを指差してこの色だと言うのが手っ取り早いと思います。「イチゴを見せる」「赤い車を見せる」「コカ・コーラの缶を見せる」など。しかしこれでは「イチゴ=赤」「赤い車=赤」「コカ・コーラの缶=赤」ということしかわかりません。これが刺激クラスです。そしてこの刺激クラスが蓄積されて自分の中に「赤とはこのようなものか」と弁別できるようになってきます。ここでようやく、教わっていない「ポストの色が赤だ」ということが分かるようになります。これが反応クラスです。
つまり、答えの集合体を作ってしまえば、応用が利いて何が起こっても答えられるようになるということです。これは舞台上でも同じで、稽古とは引き出しの集合体を作ることなのではないかと考えています。

今日は、日常ではしないであろう癖を意識して直(治?)す作業もしました。諸江さん(役者)は指摘された癖をすぐ自覚できるところが本当にすごいと思いました。

森田















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