FC2ブログ

2020/11/27
囲碁劇ふたたび。関西棋院後援。田村千明三段、声の出演。


1126-00353_20201127204449860.jpg


2017年に京都芸術センターで上演し、関西Best Act2位に選んでいただいた「・・・」を改作改題して再演します。
2021年2月27日~3月1日に大阪十三のspace krallionにて。
また、5月中旬に関東ツアーを計画中です。

「点転」は、囲碁を模した架空の盤上競技をめぐる物語です。
世界に例を見ない、「囲碁劇」です。

劇作家の久野那美が、ツイッターで偶然知り合った囲碁ファンの友人たちから
「将棋の映画や漫画はいろいろあるけど囲碁の物語はあまりない。演劇をやっているなら囲碁劇を創ってほしい」
と言われて、
囲碁のルールを学ぶところから始め、さまざまな人の協力を得て作りました。

さすがに囲碁を覚え始めたばかりの作家が「囲碁そのもの」を描くことに躊躇があり、
「作家が囲碁に見た世界観を劇にする」という形で創作しました。
(この作家は、以前にも「神戸」ではなく「作家が神戸に見た世界観」(?))
を演劇にするという形で神戸開港150周年の関連企画に参加したことがあります)

・何もないところから物語が始まる
・盤の上に物語が編み出されていく
・石には名前がなく、石の価値はその石の生来の性質ではなく、周りの石との関係で決まる。
・勝負の終わりを決めるのは負ける側である

なんというファンタジックな競技、心震える世界観なのかと思ったのです。
そして、石の代わりに点を打ち合う「点転」という競技と、その周りで生きる人/死ぬ人たちの物語をつくりました。


初演時は、アフター囲碁講座や、棋士の先生方のエキストラ出演、俳優陣が「ごやねん」で囲碁を学ぶ、など、
関西棋院さまとのコラボレーション企画を行い、劇場に、<囲碁ファンと演劇ファンの交流>という不思議な空間が生まれました。

今回、再演にあたり、関西棋院様の後援と、初演時にエキストラ出演いただいた田村千明三段の声の出演(「アナウンスする女」役)が決まりました。

コロナ禍の公演ではありますが、慎重に慎重に対策を重ね、パワーアップした点転を安心・安全に楽しんでいただけますよう
頑張ってまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。

後援いただく関西棋院様は、130名をこえる囲碁プロ棋士の所属する団体です。
棋道の発展と普及をはかり日本文化の一翼を担う囲碁を伝承することを目的として昭和25年9月に設立されました。
初心者対象の囲碁教室「ごやねん」などを通じて、囲碁の普及にも貢献されています。


誰のものでもない場所に点を打ち、その点をよりどころにしてお互いがお互いの領域を作っていく。
どちらの場所であってもよかった場所を、どちらかの場所にしていくことで、存在の確かさを競う。



何が起こるのか、始まる前は誰も何も知らない。
ただの点だった点がひとつひとつ、何かの点になっていく。
終わってみれば、そこで起きたことは、結末から遡ってすべて説明できる。
最初から全部決まっていたかのように説明できる。


(『点転』より)





→公演情報
2020/11/27(金)
お知らせ コメント:(0)















管理者にだけ表示を許可する


| ホーム |
Page Top↑ 管理画面
▲ Page Top