2017/10/10
重罪を軽くする稽古(俳優:中村彩乃)

どうもです。
最近、いかに酒を減らすかということに一生懸命になっている私です。
まず、「一杯だけのみにいきますか」
これは嘘です。
「あと一杯だけのもうかな」
これもだいたい嘘です。
「しばらくお酒はのまない」
これは確実に嘘です。
なんだってんだ、フェイクにまみれてやがるぜ…。なんて罪深い嗜好品なんだ。
健やかにのめる、お酒が背負った(背負わせているのはお前
)罪を軽くしてやる方法が知りたいよ。

さて、そんなことを考えていても、稽古はやって来ます。
先日は天文学研究のメンバー(without藤谷、with三村さん)で稽古をしておりました。

取りあえず読みあわせをしていこうということになったのですが、なんだか台詞がツルツル滑ってく感じ(上滑り?)が否めないことに。
皆でうんうん言っていると、久野さんから提案が。
「台詞は言わないでおこう。台詞なし。なんか適当な音出すかもしくは喋らない、それでやろう。」

そういう稽古がはじまりました。
はぁ?と思われた方もいるやもしれませんので、実際稽古場で行われたことを一部抜き出してみましょう。

「すぃーーーーしゃす」
「ぷ…ペペポ」
「あー…いーさーよー、ぐ」
「はいはいはい、はい」
「はいはいはい、」
「「はい」」

なんだこれ!!?

(因みにどうでもいいのですが、練間さんは「さ行」、中村は「ぱ行」、七井さんは「はいはいはい」、チェサンさんはミックスになりがちでした。)

しかし、字面だけ見ると確実にふざけているように見えるこの稽古ですが、やってみるといかに普段台詞に頼りきってて色んなものを蔑ろにしてるかということがよくわかります。

だって上記のやりとりだと全然意味がわからないから、いつ台詞が終わるのかだとか、今何を喋ってるのかだとかをすごく神経使って読み取らないといけません。

でも普段の会話って、というか人とのやりとりって、そうではないですか。
いつ誰がどんなタイミングで言い出したり動いたりだとか、わからずにいる。

稽古は、馴れて言葉や段取りを覚えるためにするもんではなく、本番でこの神経使った刺すか刺されるかのようなヒリヒリした駆け引きが出来るように方法を模索していくことだとおもうのですね。


あと、以下久野さんや出演者から出た意見がいくつかあったので、箇条書きにします。

・生き物は情報を集めて生きていく必死に情報を集めようとする姿勢は、見れる。
・何でって人に思わせたもの勝ち。底しれなさは武器
・自分の中で答えは決まってない方が良い。
・色んな方向のベクトルが一人から出てると人は気になる。
・舞台上で相手とのやり取りに必死になると客席に威圧感がなくなる。
・話をどうにか推進させようとする。その上での最低限の言葉。

「台詞って罪深いよねー」と久野さんはぼやいてはりました。
罪深さはもうどうしようもないのですが、ちょっとでも罪を軽くしてやるのが俳優の仕事かしらん等と思いました。



→匣の階公演詳細&チケット
→匣の階稽古日記

匣の階公演
【第2弾】『パノラマビールの夜』脚本・演出:久野那美
@神戸アートビレッジセンター ロビー1roomギャラリー
2018年1月25日(木)-1月28日(日)
















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