2017/09/10
Port-久野那美の話をしよう- (作品と作者のご紹介)

0・あなたは誰ですか?
脚本・演出担当の久野那美です。

1・神戸の思い出があったら教えてください。なければ、神戸はどんなイメージですか?

私が生まれて言葉を覚えた町です。海と山と横(と思っていた)に走る道路とバスと商店街…。高いところへ上ると海か山は必ずあり、どっちに山があるのかわからないと不安でした。遠くへ行くときは川を超えました。


2・その神戸に『Port』はあなたの感覚として近いですか、遠いですか?

近いと思ってます

3・なんでそう思いますか?

私が台本を書いたからでしょうか

4・今回はリーディング公演ですが、リーディング公演についてあなたがもつ印象はどのようなものですか?

リーディング公演のルールは、「俳優が舞台の上で本を読む」ことだと理解しています。
一方、「演劇作品」は、舞台の上には必要不可欠なもの、たくさんの存在理由のあるものが在るのが理想だと考えています。
また、演劇の素敵なところは、「ことば」とそれ以外のものが同じ比重で在ることだとも思っています。
リーディング公演かつ演劇作品として成立させたかったので、俳優と一緒に試行錯誤しました。

5・『Port』はその印象とくらべてどうですか?

「本を読む」ひとの中と外で何が起きてるのか、を考えたくてあれこれ試していたら、
「朗読劇」劇みたいな劇になりました。
「ネバーエンディングストーリー」のバスチアンは、いじめっ子に隠れて物置で本を読みふけります。
映画では、物語の中のシーンと、彼が本を読んでいるシーンが交互に描かれています。
私はその構成がとても好きで、あの映画から「本を読む」ことの身体的快感?のようなものを学びました。
それに近づける作品にしたいです。なっているといいのですが。


6・『Port』の見所を伝えてください。

イストワールは大阪ガス主催の、「実在の人物や場所や事件などをモデルにした朗読劇」のシリーズです。
人物や事件であれば、長くて100年ほどの時間を描くことになるのですが、相手が港なので、従来の方法では難しいと思いました。港はいつ生まれてどのような港生を経て今はどのあたりにいるのか…
考えるとわからなくなってきて、ある時、それは、私が人間の時間をもとに考えて居るからだと思い至りました。
人間ではなく、土地の時間でとらえた物語を創ろうと思いました。
そういうわけで、『Port』は以下のような構成の、同じ場所(現在のメリケンパーク)を舞台にした時代の異なる4つの物語のオムニバスです。
1)20年くらい前
2)30年くらい前
3)150年くらい前
4)100万年くらい前

「演劇は人間を描くものだ」という意見もありますが、この作品は、「一人の人間には触れる事のできないもの」を、人間を使って描こうとしてるのかもしれません。つまり、人間は素材であってモデルではないです。
当然です。これは神戸と神戸港の物語であり、主役は彼(彼女?)だからです。


→匣の階公演詳細&チケット
→匣の階稽古日記

匣の階公演
【第2弾】『パノラマビールの夜』脚本・演出:久野那美
@神戸アートビレッジセンター ロビー1roomギャラリー
2018年1月25日(木)-1月28日(日)
















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