
はじめまして。
点の階で制作の勉強をしている中村と申します。同志社大学の同志社小劇場という演劇サークルに所属しています。
先日、点の階の稽古場に初めて行ってきました。稽古場には、久野さんをはじめとする七井さん、藤谷さん、佐々木さん、にさわさんという点の階メンバーがいらっしゃいました。
私は、自分のサークル以外の稽古場、しかもプロの劇団の稽古を見学するのは初めてでした。
緊張しましたが、お芝居に関して勉強することができ、いい経験になりました。
その日の稽古では、冒頭のシーンをやっていました。
まだ、具体的な役のキャラクターが定まっていないようで、役者さんが試行錯誤をして稽古をしている姿が印象的でした。同じセリフでも、言い方が違えば受け手の反応も変わります。台本は先に読んでいましたが、役者さんを通した台詞は、台本から受けたイメージとはまた違うものを感じることができ新鮮でした。演じ方について、いろいろ試行錯誤している過程を拝見することができて、とても勉強になりました。
その日の話題に上がったもの中で、聴くお芝居というものがありました。聴くお芝居をする側は、「聴いている私を観てほしい。」という意識が働きがちであるというお話でした。聴くお芝居をする側は、当たり前ですが台本内容を知っています。つまり、次に話される内容を把握した上で自然な反応を求められます。私は、聴くお芝居ができず、反応が大げさになりがちです。加えて、自分がどう見られているのかなかなか客観視できません。私自身、興味深い話題でした。聴くお芝居について、七井さんが全く同じお芝居はないから、お芝居の全体を受けることが自然な反応につながるとおっしゃっていたことが、強く記憶に残りました。
さて点の階では、9/19まで早割というものをご用意しています。観劇日を決めずにご予約できるという優れものです。ぜひ、この機会に観劇を検討していただけると幸いです。本番ではどのような舞台になっているのか私自身とても楽しみです。
中村美月