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2014/03/21
舞台編稽古開始です

明日から舞台編の稽古が始まります。

12月の公演まで9ヶ月ほどあります。この時期から稽古を始めるケースはあまりないのですが、出演者が東京都京都に離れて住んでいるのでとにかく出来るときに少しずつ稽古することにしたのです。

舞台編の出演者はふたり。
太田宏さんと諸江翔大朗さんです。

太田宏さんとは17年前、「パノラマビールの夜」という作品を上演した際に出演してもらったのをきっかけに知り合いました。その2年後に船の階で「海に送った灯」という作品にも出演してもらっています。なので、ご一緒するのは3回目です。缶の階の企画は、2年前の太田宏さんのひとことから始まりました。

諸江さんは今回はじめてご一緒します。「缶コーヒーを持つ男」という、缶の階の看板のような役柄を演じてもらいます。昨年秋、チラシで募集しつつ、いろんなひとに声をかけて出演者を探していたのですが、「京都に諸江翔大朗さんという俳優がいる。新しいことに躊躇せず挑戦する人で、調和をとることに長けた俳優だ。」という噂を聞きました。今はインターネットという便利なものがあるので、さっそく検索してみました。
「頭を下げれば大丈夫」という、主に関西の演劇関係者のインタビューを集めたサイトで諸江さんの記事をみつけました。そこで彼は「ことば」について一生懸命語っていました。よく読むと、どちらかというと台詞劇よりも身体表現に興味のある役者さんのようでした。
演劇をしながらいつもいつも考えるのは「ことば」の可能性についてです。
私は劇作をするので、言葉にならないことから作品作りをすることができません。
それはある意味挑戦しがいのあることではあるのですが、小説や詩ではなく「演劇」というジャンルを選んだ以上、どこかで、「書き表すことのできないもの」に対する強いあこがれがあります。書くことではつかまえきれないもうひとつの「ことば」の可能性を知りたくて、私は戯曲を手に演劇の周りをぐるぐる回っているのではないかと思うのです。

太田宏さんは圧倒的に「文字に起こせる言葉」に関心のある俳優さんです。彼と演劇の話をすると、かならず「声」「音」「ことば」「物語」という単語が出てきます。役者の仕事は、書かれた文字を人間という媒体を通して出力することだというイメージがあるのではないかと思います。
対して諸江さんは物語からはみ出した部分の「ことば」に関心があるように思われます(私には)。
このふたりの組み合わせはとても面白いなと思ったのです。

「ヒーロー2」というこの作品には、ふたりの登場人物が登場します。
このふたりの関係はとても特殊なものです。
しばしば、おなじことを違うことばで言ったり、違うことを同じ言葉で言ったりします。
ふたりがほとんど同じ長い台詞を語るシーンもあります。

この戯曲の作者は、おなじような言葉が使われる場所や立場で全く位相の異なる内容を示し、致命的に相容れない状況を示す様を描くことで、ことばの可能性と残酷さについて考えようとしたのではないかと思います。

明日はまず、読み合わせをします。
そのあと…どうしましょう。
いろいろ考えていっても、結局は、その場で起きたことや起きなかったことが次に何をすべきか教えてくれます。
会話と同じで、次の思いがけない何かに至るための何かでなければ意味が無いような気がします。
そういうことを言ってるからいつまで経っても要領が悪いのですが。

でも、これまでの経験から、最初の読み合わせで「えええええええっ?そうなのですか?」と腰を抜かさなかったためしがなく、そこまで「ええええええっ?」な状況で準備したものが段取りよく使えるはずもなく、なんというか、稽古のための場所は道場のような場所になるのです。
でも、それが楽しいから稽古楽しいわけですし。

今はまだ誰も知らない、思いがけない「何か」に出会うための準備として、
とりあえず明日の懇親会で食べるものを作っています。
そして、ほんを読んでいます。

稽古の前の日にはもっとすべきことがあるのだろうかと毎回不安になります。
もっとそれらしいことをしようと思い立ち、この稽古場日記を書いてみています。


久野那美
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2014/03/22
舞台編0322

舞台編『ヒーロー2』初日の稽古が終わりました。
今日の舞台編チームは、作者の久野那美さん、出演者の太田宏さんと諸江翔大朗さんです。
週明けまでの三日間、稽古場にて缶詰めになります。
どうぞよろしくお願いいたします。

まずは読みから。紙面上の言葉は音となり、やがて俳優の身体により世界が象られていきます。
初めて出会って、でも二度、三度と重ねるごとにまた新たな出会いがあるようで、相手との関係を見出していく一方、物語が一枚ずつ層を成しているようでもありました。
明日明後日と、そして冬まで、まだまだ時間はあります。
一枚を選びとって透かしてみてもいいし、レイヤーのように複数枚を重ねてみても、タイル状に並べてみてもいいかもしれません。

演出助手・杉本奈月

2014/03/23
舞台編0323

舞台編『ヒーロー2』二日目です。

昼下がりのアップにて、出演者の諸江さんがヨガを教えてくださいました。
背骨の一つ一つを、時間をかけて地面と接させていく過程。
久野さん曰く脊椎動物であることを実感できるとのこと…そう私たちは脊椎動物だったのでした。しかし、なかなか滑らかにいきません。
その傍ら、地面に溶接されている太田さん。
対照的なお二人です。

そして作品前半の立ち稽古。
段落から文へ、文から文節へ、文節から単語へ。
言葉が流れてしまわないように、音に区切りをつけていきます。
生まれたばかりの言葉に終わりを告げているようで、最期まで見送りたくなってしまいます。

明日は会場である船場サザンシアターにて稽古です。

演出助手・杉本奈月

2014/03/24
舞台編0324

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舞台編『ヒーロー2』三日目。
久野さんの言葉を足場に、二日間で積み上げたものを、本物の舞台でさらに積み上げていきます。

と、数時間を遡り。
新しく加入したメンバーを加え、制作会議を行いました。
制作・スチールの北村泰一さん、演出助手の中村一規さん。
これまでの『階』にも参加されていました。
北村さんは、舞台ではなく物語をフィルムに収められる写真家です。
中村さんは、劇場の知識や経験が豊富で整理整頓が上手なお兄さんです。
お二人とも『階』に馴染みがあるためか、かつてない速さで話はまとまり、四人は地上へ。

ふたたび地下へ。
客席編オーディション以来の船場サザンシアターです。
当時は出演者の片桐慎和子さんと七井悠さんが、椅子を用いたエチュードをされていました。
今日は、この劇場ならではの上質な客席から、舞台編のお二人を観ていました。

どこを振り返っても黒い壁と壁。
そこへ重くのしかかる暗幕。
ここは劇場です。
生まれて一度も、日の目を見なかったヒーローは、舞台をさまよい続けます。
そして、地上から階段を下り、地下の劇場へたどり着いた俳優も。

さらに階下へ、落としてきたものを拾いに降りる。
何を落としてきたのだろうか。
何段目に落としてきたのだろうか。
途方に暮れていても、陽は落ちるばかりで。
だから闇雲に、彼らは自らの手と足で探り続けます。

三月は、これで終わりです。
四月は、また新たに。

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演出助手・杉本奈月

2014/04/13
舞台編0412

舞台編『ヒーロー2』四日目。

四月稽古初日、ではなく稽古四日目です。
あくまで断続しているのではなく、連続しているということを甘く噛みしめた夜でした。

いつのまにか舞台に上がっていた人も、どこからともなく現れた登場人物も。
台詞やト書きが一連の紙面上に置かれているように、いつからか、どこからか、一つの切っ掛けに至るまでには、その切っ掛けに至るまでの物語があります。

数秒、数行、数歩……もしかするともっと昔なのかもしれない。
一つ一つの始まりを明らかにしていくことで、ようやく二人の登場人物が舞台に立ち上がりつつあります。

地続きだから缶も転がっていけるもので、削れた痕跡や付着した泥は確実に残っていく。
その事実を一つずつ見つめながら、内容は変わることなく在り続けること。
物語が後半に進むにつれ照らし出されるであろう、そんな彼らの硬質な佇まいを見ていきたい。

舞台編、四日目の稽古。
明日と明後日、そして明明後日もあります。

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演出助手・杉本奈月

2014/04/13
舞台編0413

明日の準備が終わろうとしています。
みなさんはもう眠りにつかれているのでしょうか。

舞台編『ヒーロー2』五日目。私はお休みです。
今日の稽古場ではいったい何が起こっていたのでしょうか。
「想像のつかないことが起こるのが稽古場だ」
いつも久野さんが嬉しそうに言っていたのを思い出しています。

きっと今日のことは、想像しても想像がつかないのでしょう。
だから明日のことを想像してみることにします。

明日は船場サザンシアターにて。
まず久野さんを初めとし、ついで太田さんと諸江さんが続きます。
いつからか中村さんと私が稽古についています。
やがて客席編の片桐さん、七井さんが劇場へ。
葛西さんが灯りをともし、ステファニーさんが被写体へ華をそえ、最後に北村さんが待ちに待った一瞬を切り取ります。

舞台編『ヒーロー2』六日目は、稽古と撮影が行われます。
そして、初めて十人が集います。

それでも、明日も想像のつかないことが稽古場で起こるのでしょう。
みなさんはもう眠りにつかれているのでしょうか。
準備を終えた私は眠ることにします。

演出助手・杉本奈月

2014/04/14
舞台編0414

4月14日。本日は『ヒーロー2』の稽古とチラシ用の写真撮影の日 そして、記念すべき、缶の階の全メンバーが初めて揃った日となりました。

東京から、和歌山から、皆がサザンシアターに集合してくれました。 今回の缶の階は2人芝居の2本立てなので、稽古も別々。 実はそれぞれのキャストが顔を合わせるのもレアだったりするのです。

どんな集まりになったのかと言いますと、 はじめましてがいくつもいくつもあったのですが、結論から先に言うと違和感無し! さすが階のもとに集まったメンバー。個性的なメンバーが多いのですが、当たり前のよ うにみんなそこにいました。

8ヶ月後には、劇場でメンバーそろってお客様をお待ちしております。 はじめましての方も、ご無沙汰の方も、その場を共有してもらう事に違和感のない公演 になりますよう。

明日15日の稽古で、しばらく稽古はお休み。 次は7月です。楽しみな3カ月になりそうです
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(船場サザンシアターにて)

演出助手・中村一規

2014/04/15
舞台編0415

舞台編『ヒーロー2』四月は最後です。
階員は深夜の歓楽から離れ、私も都会の喧騒から離れ…登校。
講義終了を首を長くして待っているあいだ、演出助手の中村さんと舞台美術のステファニーさんが稽古についてくださっていました。
中村さんがいる稽古場では何やら議論が展開されていたり、物語の顛末に涙ぐんでいたりしていたようですが…。

稽古日数は、しめて八日目。一週巡って、また新しい週をむかえます。
これからのことに思い馳せながら帰ると、これまでの稽古場になかったものを目の当たりにしたのでした。

碁盤に電気ポッド、椅子、そして掃除機(パワフル吸引)。
ステファニーさんの手により、劇場で置かれていた物たちを模して、稽古場に初めて物が置かれていました。
自慢の長い首で舞台と客席のあいだを渡していた掃除機は、境界線の向こうで暖房のきいた床に寝そべっています。

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太田さんも寝そべっています。
さりげに巻かれた首のマフラーがSF漫画に出てくるヒーローを彷彿とさせます。
一方で巡り巡る議論の末、俳優という衣装を脱ぎ捨てるべく、缶を置いた諸江さんが手にしたのは…。

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掃除機でした。
缶の階、本日付で掃除機の階へ。

ということにはきっとなりませんが、掃除機は諸江さんの手となり声となり、観衆を笑いの渦へと巻き込んでいったのでした。
はたして手放した缶は彼の手に戻ってくるのか。それとも…。

五月と六月はお休みです。
続きは七月に。

演出助手・杉本奈月

2014/07/12
客席編0712

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諸江お兄さんは利賀村へ。私たちは船場サザンシアターへ。
客席編『椅子に座る女/椅子を並べる男』二回目の稽古です。

今日は、本物の客席を使って稽古をしてから、舞台へ客席を組みました。
お馴染みになりつつある、リクライニング可能な例の青い椅子です。要チェック。
http://www1a.biglobe.ne.jp/sembasazan/index.html

客席から「見えやすい」椅子の置き方にはならないようにとの久野さんの言葉に二人で試行錯誤を重ね。遠近法がどうのと言いながら放射状に二列に並べたりしますが…最前列には、客席に座っている登場人物が全く見えない席が必ずできてしまいます。頭が高い…リクライニングしてやろうか。なんて思わずリクライニングしてみましたが、客席として不自然なので却下。現段階では、後部座席が最も観やすいお席となっております。まだまだ試行錯誤の余地は残っているようです。

客席編では客席を舞台とするため、基本的に登場人物は客席に背を向けて客席に座っています。なので女優さんの顔がしばらく見られないこともありえるわけで…それってどうなんだ! と先日も稽古にて議論がありました。椅子に座る女・片桐さんに全身で振り向いてほしい。しかし、椅子を並べる男・七井さんの鷹のような猛攻により解決。押してだめなら押せばいい。押せば押されたものは自然と逃げていきます。自然であれば。今日ここに、男が椅子に座る女を指定席から立ち上がらせるという新たな会話が生まれたのでした。

時に宇宙人とも評される、お二人のさらなる展開に期待です。

演出助手・杉本奈月

2014/07/14
客席編0714

今日も引き続き船場サザンシアターさんにて稽古をしました。
今日は台本を冒頭から通すことを2回ほどしてから、冒頭部分の返し稽古をしました。

缶の階の稽古は「時間をかけてじっくり作品を創っていこう」
の言葉通りに、片桐さんと私がセリフをしゃべっている(稽古をしている)のを、久野さんと中村さん、杉本さんが見て、「今の稽古では何が起きていたか」を検証する作業(討論、おしゃべり?)に入ります。

一般的に想像されるような、演出家が逐一ダメ出しをしてゆく、というスタイルとはちょっと違います。各々出自が異なる人間が共同作業をしてゆく時には、「あなたは何を考えてこれをしたのか?」「あなたの言っているこれは何なのか?」というすり合わせをしてゆくのは、とても必要なことだと思います

なので、みなさんの会話を聞いているだけで、久野さんの台本への理解が進んだり、演技のアプローチの仕方が想像出来たりするのが面白いです。

私自身は、自分がどういう状態でセリフを言うのか? ということにとっかかっての試行錯誤の最中です。
あっちへ行ったり、こっちへ行ったり、押したり引いたりしてます。

という五里霧中の稽古場です。
是非観に来てください。
キャプチャ

七井 悠

2014/07/17
客席編0717

今日も稽古をしました。 稽古場では何が行われていたのだろう。

とにかく毎回、久野さんと演出助手の中村くんのやりとりがおもしろくて感心してしま う。 中村くんは久野さんが言った言葉を別の言葉に言いかえたり、反論?したりするのです が、それを聞いていると言葉のやりとりの豊潤さをたっぷり味わえる感じがします。

そんな演出部の感じが反映されて、作品もそんな作品になっていく気がする。

書きながら思いましたが、久野さんと中村くんの会話のテンポ、そのまま、舞台上で やったら良いような。

やりとりのジャグリング、ああ、スリリングで絶対おもしろいだろう。

この稽古場のおもしろさは私の文章を読むよりも見た方がはやいです。

今日は出てきませんでしたが、中村くんと同じく演出助手の杉本さん、共演者の七井さ んの存在も要注目の磁場を形成しております。

稽古場、良かったら見に来てください。

(気にはなるけど稽古場なんて行きにくいわ、という方は、8月にワークショップもある のでそちらもよろしければ)

片桐慎和子

2014/07/21
舞台編0721

3ヶ月ぶりの舞台編稽古。
台本が改訂され、タイトルも変更されました。

『ヒーローに見えない男/缶コーヒーを持つ男』

スラッシュは半角ではなく全角です。
みなさま、どうぞお見知りおきを。

いつものように太田さんと諸江さんがいて。
いつものように私はプロンプを入れていました。

台詞は作家が書いた言葉です。
赤の他人から生みだされた言葉です。
作家が言葉を生みだすときは痛みや苦しみをともなうことがあるようです。

赤の他人から生み出された言葉を自分の身体へ入れる。
俳優が台詞を入れる行為はとてつもなく痛みをともなうことなのかもしれません。
でも入れてもらわないとお話になりません。

誰かが人でありつづけるために俳優は必要です。

杉本奈月

2014/07/24
舞台編0722: 太田宏(出演)

舞台篇稽古終了。

3日間、久野台本にどっぷり浸かった。

ブログ書くよ~と言いながら、書いては消しを繰り返している。そのくらい色々考えまくっている稽古場だ。

今日は、稽古場を多くの人が訪れてくれた。稽古場を出て、桃山台の駅に着くと、ふと立ち飲み屋が目に入り、共演の諸江くんと稽古を観にきてくれた片桐慎和子を誘ってちょい飲み。

高くはないけど、安くもない、心地よい立ち飲みでした。


飲むことで、コミュニケーションが取れているように思ってしまう幻想を抱きつつ、帰宅。

明日は東京に戻って、そのまま、劇団の仕事。

初めての俳優と共演する時、とても緊張し、とても興奮する。
他者がいることで、自分がはっきりしてくるのです。良くも悪くもであり、大抵は悪いところが現れてきます。

そうなってしまわないように抑制し、必死に掘り下げます。果たして自分はどんな役者なのか?いや、果たして、自分は役者なのだろうか?

うーむ

俳優人生はまだまだ五里霧中である。

作品は、稽古を経て強度を増し、面白くなっている。間違いなく。

観にきてください。

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2014/07/24
舞台編0723

休憩中。
久野さん、太田さん、諸江さんと会話について。

基底状態にあるものを励起させるにはエネルギーが必要であること。
そのエネルギーを自分から作り出すのか相手より受け取るのか。
自分で作り出せば台詞は一定の調子で投げられ、相手より受け取れば相手の言葉を「受けた」調子で投げられるらしいこと。

一つ一つの台詞を立ち上げるまで。
会話となるには、一瞬間にいづれの過程をたどるのか。

言葉は力だと久野さんはいいました。

言葉には質量があり、方向性をもって投げてやると速度が生まれる。
何かに衝突すればおわりなのではなく、そこからはじまっていく。

言葉をどう投げるのかではなく、投げられた言葉を自分がどう「受けた」のか相手がどう「受けた」のかを。
その場で起こっていることに、もっと身をゆだねてみてもいいのかもしれません。

舞台編『ヒーローに見えない男/缶コーヒーを持つ男』
8月も稽古をすることになりました。

杉本奈月

2014/07/26
客席編 & doors 0724: ステファニー(舞台美術)




はじめまして。
美術担当のステファニーと申します。
24日のお稽古に参加してきました~
先ずはdoorsワークショップのシミュレーション。
皆さんのアイデアで構成された内容を通しながら、確認していきます。
私は殆どお稽古に参加出来ていないので、先ずは参加者の視点で通しを体験。
いやぁ、これは、かなり不思議で楽しい。
「何かを教わる」っていうよりも、
「缶の階」を満喫?堪能?出来ます!


続いて
客席編の稽古。
七井さんと片桐さんの作り出す空気が、とても心地よくて、通すつもりではなかったのに、
見入ってしまい、気付けば、最後まで通ってしまいました。

まだ、7月。ここから更に面白くなっていくのかと思うとワクワクします。

※doors WS詳細とお申し込みはこちら→ (http://www.iwf.jp/8sche/category_944/item_1171.html)
8/11 90分間 500円の演劇稽古場体験です

2014/08/28
舞台編0815 太田宏

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この日の稽古は2部

1部は通常稽古11時から16時

そのあとの2部は私主催のワークショップを
19時半頃まで。

今回は、私が、まず初めに何を思い、そして何を面白いと思っているのかを知ってもらいたいという思いで始まり、そして、階のみんなが(今回は役者)、どう考えて何を面白いと思い、どうしようとしているのかを知るということが、主たる目的で始まりました。

実際やってみたら、かなり活気のある面白いワークショップとなりました。

参加者は役者が諸江さん、七井さん、演出助手中村さん、杉本さん
と私、の計5名。

2種類の2人芝居のテキストを使いセリフをしゃべることに特化したワークを。

まあ、ワークというか、自分が一人でも多くの役者とある意味「無責任」にセリフを交わしたいという欲求から考えたものです。


役者って、言葉を扱う職業でありながら、その呪縛に絡み取られてしまいがちだな〜と思うんです。
それを解消していく方法は恐らくたくさんあって、でもどんなものでもそれを有効に機能させるのは自己の状態の認識が強く必要だと思うんです。自分が才能溢れた俳優ではない分、一歩一歩進んで行くことが必要なんだな〜と最近、まあ、ちょっと前、いや、そこそこ前から思っています。

酒飲んで、勢いよくしゃべって、終わり!ではなく、稽古場で建設的に発見し説明することで、自分の中に蓄積して行く。



素敵な俳優教育が身の回りに、うーん、結構広い範囲でないと思ってるんですが、そんな私の自分教育です。

下北沢でとあるお芝居の開演を待ちながら、そんなことを思い、書いております。

あ、後ろの席の人が平田オリザについて話し始めた!

2014/08/29
舞台編0816 太田宏

2日間の稽古終了。

また、一歩進む。

稽古が始まって早5ヶ月。
「じっくり作品を作る」というスタンスはやはり心地よい。
信じているものを作り上げ、でも壊れて、でもまた、作り上げる。
そして、その、揺れの振幅を本番に向けて調整し、小さくしていく。

誰も「間に合わない」と感じていない状況はとても重要な創作環境だと思う。

自分の「無意識」も掘り起こされ、意識し、対処してゆく。

やっぱり時間かかるんですよね、作品作るのって。

この、「かけた時間」も観にきて欲しい。
いや、多分、でも、きっと感じて貰えると思う。

こんな作品作りをさせて貰えることに感謝し、そして、誇りに思う。

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2014/09/03
舞台編0901 中村一規(演出助手)

秋ですね
季節と足並み揃えるように、稽古場も(文字どおり)劇的な変化が起こっています。

今日は舞台編のお稽古。
太田さんは東京に住んでいるので、お稽古は数日大阪に来てもらって、ぎゅぎゅっと集中して行います

3日稽古の最終日。この3日間で20時間くらい稽古してるのかな。
見る方もやる方もへろへろです。

でも、その中からしか出てこないものがある。
稽古漬けになって、力がぬけて、悩んで…
結果…
作品がとにかく良くなっていますよ!

もちろん、それぞれには思いがのあるだとおもいます。
「もっとかっこよくしたい」「もっとおもしろくしたい」
「作品が求めてるもの応えてない気がする」「このセリフの意味が腑に落ちない」

実は、そんなことは私にはよくわかりません。私にみえるのは作品がよくなっているという事だけです。

私は演出助手なのですが、実は演出助手というのが何をするのかよくわかってません。
演出助手は舞台に出ません。演出でもないので、最終的なイメージみたいなものを考えているわけでもない。
じゃあ、稽古場で何をしてるのか? 
わたしは今、お客さんを演じています。

どう思ってやったのか、を一旦無視して、どう見えたかを伝え続けるのが演出助手ではないかと最近思ってます。
お客さんの代表として、12月にお客さんが素敵な作品と出会えるように
ちょっと先から見せてもらってる。
それはすごく恵まれたことです。
先に見る権利があるので、その分、他の、早くから見られないお客さんに対して義務がある。
作品が良くなるためにお手伝いをしなくちゃいけないという義務が。

そして、他のお客さんと一緒に12月に、すてきな作品を見る。
それは、お客としての権利です。
いまから、楽しみです。

確実に、作品が動き始めています。
いま、ここでぴちぴちと生きている物が面白くないはずがない。
犬でも、子供でも、芝居でも。

12月に劇場でお会いしましょう。
きっと、ぴちぴちしたものが見れるはず。
たくさんの人と、共有できると嬉しいです。

あ、前売りチケット発売始まりました
詳しくは缶の階サイトまで。

2014/09/14
舞台編0913 太田宏

9月の3日間がおわったね。

5回くらい通したかな〜。

この感じをどう書いておいたらいいか。



自分の感覚も、上手く書き残せない。

相手役の人間度がでればでるほど、
こっちの人間度も出していかなければ
ならない。さて、どう反応するか?

ここでの、反応というのは、例の
使い古された肉体的、精神的反射と
いうものではない。
近い言葉としたら、なんだろう、
発信とかかな〜。

もちろん、自分が、特別なことを
やっているというということでは
ない。

ただ普通にいるにはどうすれば
いいか?

を模索している。

人前でしゃべることを普通に
やれるようになるために、様々の
ことを分析分解し、試している。

実験方法はまだまだあるんだろうなあ。

そしてこんな風に舞台が作られていけば、
そのうち、いっぱいの人が舞台を観に劇場に
足を運んで来てくれるようになるんじゃない
かなあ。

だって、まず、そんな芝居、俺が
観たいもん(笑)

そんな希望を、責任を感じつつ頑張る。

そんなこんなで、成田空港着。

バス乗って帰ろ〜

違う、まだ帰れなかった・・・。

サザンシアター

2014/09/14
舞台編0912 ステファニー(舞台美術)

美術担当のステファニーです。

あっという間に秋ですね~

少し涼しくなったおかげで、桃山台の駅から稽古場までの道のりが楽になりました。

私は和歌山在住なので、桃山台まで2時間半かかります。
ちょっとした旅行です。

東京から来られる太田さんは

ガチ旅行です。

京都から来られる諸江さんはどのくらいかかるんだろう?

というわけで、各地から久野さんの元に集まり、「舞台編」の稽古が行われました。

約10日ぶりに通しを見ましたが、
諸江さんは前回サザン稽古で発見したキャラクターに磨きがかかってるし、
太田さんはより一層愛らしくなっていました!


2人の相性がどんどん良くなっていく経過を見られるのが、スタッフの醍醐味です。

そして、演出の久野さんが、通し後に羽根をパタパタとはためかせる姿をみられるのも、缶の階員の特権です。
この姿がみられる時は稽古や通しがうまく行く時です。

でも!お客様に見ていただくまで、試行錯誤は続きます。

いや、役者さんより、美術の試行錯誤の方がまだまだあるかな…


そして、今日は缶の階一、多忙なスタッフこと、葛西さんが稽古場にやってきました。

実は私が早く帰ってしまったのですが、葛西さんから、とっても素敵なプランが提案されたらしいです。

流石!

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