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2019/08/15
視たい、視たい、視たい(佐々木)

8月14日の蛸の階稽古はみんな高知帰りで、ぼくは2週間ぶり。
この2週間に高知で久野さん、七井さん、森本くんが経験して変わったこと、自分も変わったことを経て、また新しい気持ちで稽古することができました。
この新鮮さがやっぱり大事。セッションが楽しい。そんでぼくも早く高知に行きたい。
いろいろ思い出話も聞きながら稽古。高知の俳優さんたちの話を聞くたびに負けねえぞ!とメラメラするばかりです。

この日は久しぶりに会った森本くんがひじょうにメラメラとしていて、ぼくも嬉しくなって先輩ヅラしていろいろ話してしまいました。それを七井さんがいろいろ補足して説明してくださっていました。気をつけたいなと思いました。

このブログや関係者にしか共有されていませんがブログに書けないことまで書かれている演出助手さんのレポートにも何度か出てきている「聞く」「聴く」「訊く」という言葉。ぼくは「視る」のことを以前考えていました。演劇は「みる」ものであり「きく」もの。ぼくは何か演劇をみていて「おもしれー!」と感じているとき、自分の目の状態が「視る」モードになっている気がしています。「見る」より高い注意力でつぶさに視線をめぐらせて、「観る」のような何かを鑑賞するような幅におさまらないイメージ。客席でも舞台に立ってもぼくはそんな状態になって何かを「きき」たいし「み」たい。そんな体験はしたくてもそこまでいける機会はそうそうないのですが。そういう状態ってだいたいがいきなり予想できないときにくる。それにしても「視る」に対応するような「きく」の漢字表記ってないんかな。


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2019/08/12
8/11 蛸の階稽古日記 中城賢太 関係性から生まれる

 もう昨日になってしまいましたが、稽古日記投稿です。稽古終わりから振り返ってみたいと思います。
 
 最後には同じ登場人物が3人になっていました。
理由としては、その方が楽しいから、ということだったと思います。楽しいというのは、見ていて舞台から目が離せなくなるという意味合いだと感じています。
 個人的に感じたことは、相手が2人や3人だと、対するこちらは一人なので、2、3人分の反応を引き出されるということです。強く言っている訳ではないのに、自然とはっきり伝えるように話している。
 課題に感じることもありました。自分も含めて同じ人物2人で話していると、自信のない部分はもう一人の出方を伺っていることです。これは自分が、どこの台詞において気持ちや反応を曖昧にして話しているか判断するのに役立つと思います。

 本当は舞台に一人しかいないのに、隠れる自分がいる。役の中での自分を話すことを遠慮する自分がいる。発見でした。
 
 その手前では、物語と人と人との関係性について意見が飛び交いました。僕は物語があって、その中で人と人との関係性があるという考えでいたのですが、人と人との多様な関係性、特に数行の文章では言い表せないような関係性の中で、物語は如何様にも発生する、という考えを聞くと、その意味の深さに沈黙してしまいました。
 その手前では、その多様な関係性を築くためのエチュードが行われました。全く住んでいる世界の違う存在が出会ったとき、どんな関係性が産み出されていくのか。どのような違いがあるのかは前もって決められていません。それは役者の動きの中で発見されていきました。新たなものが産み出されていく、今までになかったものが出現し続ける…。!の連続なのです。!を理解しようとするとまた、また新たな!が現れる。そしてその度に関係性は変化していく。

 ただ。何か見失ってはいけないようなものをその中で感じました。それまでの関係性を灰にしたり、0に戻したりしてしまった時、そうではない感覚を味わいました。
 ー関係性を育む思いを忘れてはいけないー。

しばらく稽古はお休みですが、自分としては、とても有意義な稽古となりました。次までには、この感覚を少しでも広げておこう…。
 



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2019/08/10
開拓(柴千優)

コミュニケーションの出発点は、「はなす」ことではなく「きく」こと。

聴く、聞く、訊く

「きく」ことは会話において、進行を促して、そして促される分岐点にもなる。
「きき」方によっては選択される情報が変わってくるのかも。

稽古場ではコツコツと「きく」を馴染ませる作業をしています。

耳で、目で、心で、身体で、リズムで

外的要因によってどう刺激を受けるかそれによって何が発信されるのか。


9日よさこい前夜祭、花火の音が聴こえるなか
「台本上の台詞で漫才をする」稽古をしました。
結果、漫才?になっていたかどうかは置いときまして…相手が提示したものに対して、ツッコミとして台詞を入れる、あるいはボケる、引いてみる、咄嗟の判断で生まれる現象を体験しました。
どっちもハイテンションで話の緩急がなかったり、全員ボケで話の収拾がつかないカオスな状態にもなりました。自分は合いの手からのもう一歩。

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相手の波に乗っていく、相手の力を借りてもっと高い波に乗る、乗り心地がいいとアプローチの仕方もいろいろと楽しくなるよねという話もしました。
そうだよなあ、「ノリツッコミ」って「乗る」んだもんなあ。

手を変え品を変えあらゆる可能性を引っ張り出しています。





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2019/08/05
8/4→5 蛸の階稽古日記(中城賢太) 破れはじめた…。


8/4の稽古の会話で、

ずっと納得いかなかったことが、

!……ビッ……ビリビリッ…

破れはじめた。

明くる日の稽古で、自分が変わっていくのを感じる。いや、相手が変わっている。自分は変わっていない。自分はただ、聞いている。聞いて、ただ自分なりに返している。

自分が変わらなくなった。


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2019/08/03
8/2 蛸の階稽古日記(中城賢太) 素の自分

 今日の稽古は役者はほぽフルメンバーで、山村さんの演奏も入って、充実した稽古になっていました。
 個人的な稽古実感です。

 自分の台詞から得る感情ではなく、相手の台詞の感情を受け取ることで自然な反応を掴めたと思ったら、2回目ではその反応がパターン化してぎこちない印象となり、反応することに集中すると、3回目では相手の動きと感情に自分を大部分合わせていた。
 そのため、(役の個性が失われた?)相手の状態を無視しているような印象となった。これを払拭するため話をしていたところ、稽古していたシーンで要求された動きが素の自分では、みっともないと内心思っているから、動きのよい相手に合わせてしまうのでは、という理解に至り、4回目に挑戦。
 相手の動きに対して、抗議を体で表したり割り込んだり、相手の動きを封じようとしたりしてみたが、総じてみっともなかったと思う。
 ただ、「不安そうに動くより、みっともなくても素の自分を隠さず、正直な思いをのせて動き回るほうが格好いい」との言葉に助けられてさらけ出せたこと自体はよかったと思う。

明日も稽古頑張るぞ!
熱中症には気をつけるぞ!
そして今はただ眠るのみ…

お休みなさい。



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2019/07/30
長台詞を言うということ(七井悠)

蛸の階、大阪でもちゃくちゃくと稽古進んでます。

大阪組では初参加の森本くんの特訓?稽古がメインで進んでいます。
今回森本くんには重要な長台詞を喋るシーンがあり、それをどうやって観客に聞こえるようにするのか、が今現在の稽古の
肝になっています。

人前で滔々と喋る、ということは日常的な行為ではあまり無いと思っています。会議や集会での;演説は、「それを聞く聴衆」が
前提としてあるので、話す側⇔聞く側 の関係が成り立つのではないかと。
では、舞台の上で1人で喋り続ける時は、どこに向かって語り掛けねばならないのでしょうか??
相手役、(稽古なので想像上の)観客、稽古場に実際に立ち会っている人、稽古場の空間、自分自身の身体... と台詞が
向かうベクトルは、様々にあるのではないかと思っています。
会議のように既に設定されている場所での語りではないので、自分自身でその所謂「設定」というものを作り上げて話さなくては
ならないので、その手段は無数にあるといっても過言ではないでしょう。
また、演技をしている瞬間毎にその「設定」を作ったり入れ替えたりをしないと、その演技は生きたものにならないとも思います。

文字にするとやや複雑で固いのですが、こういったことを体で瞬時に考えられるようになる為に稽古してます。

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photo:beni taeko



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2019/07/30
7/30 蛸の階稽古日記(中城賢太)

 本日は劇団33番地さんの稽古場所を借りて行われました。
 反応について興味深い話を聞いたので、自分解釈をメモとして。

 聞いたこと。
 台詞を言う相手の言い方によっては言えない台詞がある。→心理的に言えない時は相手の言い方を替えてもらっていた。→言いにくい状況はあったのに、台詞はスムーズに流れていた。→ワークショップの取り組みの一つに、初対面の人に「…あの…」というまでのやりとりをするものがあった。

 興味深いポイント
 例え:演劇は怖い人が怖さを強調するのではなく、それをうける人の反応が肝。その人を見た人の反応でその人の印象が大きく変わる。

 思ったこと
 つまり、見た目はおとなしそうな人でも、周りの恐れる反応から凄く怖い一面をもっている人だと思えるってこと?、怖そうな人でも、周りが楽しそうだったら、そこまで怖くないのかな~とか。台詞をいう人の存在×聞く人の反応=見た人の印象?役者によっては相手の熱を吸収する人、増幅する人がいる?自分は今、上記の式にいない?
相手が存在していようがなかろうが台詞を言っている?→それがロボット?→ロボットを抑えると自然な反応を抑えようとする自分と、別に相手の台詞の印象から物語を造り上げていく自分がいた。

解釈整理
 相手の台詞の雰囲気を受け取って、それを大きく表すのはよい。→演劇反応?
 雰囲気から物語を造り上げることや、雰囲気と無関係に台詞を話すことは目標から遠ざかる。
 自然な反応を抑えることは自分の中で一長一短ある癖の一つだと思う。少しずつ改良していきたい。

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(photo:beni taeko)
 


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2019/07/22
蛸の階 大阪初稽古 (七井悠)

蛸の階に俳優として参加します、七井です。

今回の公演は高知と関西(京都、大阪)の俳優が一緒になって作品を作り、それを高知と神戸で上演するというものです。
そして今回は、ミュージシャンの山村誠一さんhttp://saezuri.net/ が参加されることで、作品の中に音楽(音)が入ってきます。
高知と神戸の「音」とは?
俳優である自分が、音とどう関わりを持つのか。身を委ねるのか、そこから身を引き剥がそうとするのか。
台詞で音に働きかけることはできるのか。
単に「台詞を喋る」ということに止まらない演技を模索する必要があるのではないかと今から思っています。

7月9日、10日と2日間連続で大阪での稽古がありました。関西組の佐々木くん、森本くん、七井と山村さん(9日のみ)での初稽古。
山村さんは楽器は持ってこられていなかったのですが、口笛や歌で色々な「音」を出されていました。
やはり、歌や音楽は強い。台詞(言葉)のように意味が先行しないので、聞いた瞬間に自分の中でイメージが喚起される。
それはおそらく観客も同じで、あっという間にその場が音楽に持って行かれてしまうだろう。
台詞を喋っている自分、音楽に影響を受けている自分を何回も往復しながら、演技(役)を組み立てて行かなければいけない、と感じました。

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photo: beni taeko



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2019/07/17
蛸の階 高知にて(柴千優)

役者として参加します、柴です。

蛸の階は、高知で活動している演劇人と関西で活動している演劇人がタッグを組み、高知と神戸で公演をします。
本州と四国を行き来(主に関西組が高知滞在)しながらの作品づくりで、全体ではまだ3日間しか稽古していませんが、おもしろいほど濃く、次の稽古を待ち遠しく思うほどです。

7月7日に顔合わせ・写真撮影の後、関西組の稽古期間、12~15日まで高知稽古がありました。
「稽古場は実験の場でもある」という言葉が改めて身に染みました。試行錯誤を繰り返しでき、その度に身体の強張りが解されていくような稽古場でした。
最初のうちは緊張して恐々でしたが、エチュードをしたり、ハイテンポで読んだり、アフレコに合わせて動いたり、動きに合わせてアフレコしたり、役の設定を何パターンも変えてみたりと、試す度に新鮮さを感じ新しい発見にわくわくが止まりませんでした。
「色々試していこう!」と話す久野さんに対して、役者陣もこの稽古中にケミスト精神に磨きをかけていきたいと思います。

また今回の作品は、音楽家である山村さんの生演奏が入ります。稽古場にある箱馬を何年も愛用している打楽器のように使いこなしておりました。シブイ。
「音」にノる芝居、「音」を支配する芝居、「音」の主導権(先導者)は誰だろう。作品の世界、テーマ、登場人物の謎、音楽と台詞の関係、自由の越え方などたくさんの宿題を考えていきます。

この公演できっと何かが変わると予感しています。
それは他者との距離のとり方だったり、芝居との向き合い方だったり、消極的から積極的になったり、普段こんなに書くことはないので自分の文章力がアップしそうなそんな気もします。いいそわそわ感です。
これからどうぞよろしくお願いいたします。

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photo: beni taeko


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2019/07/16
蛸の階 稽古日記「はじまりました」 (佐々木峻一) 


今回は高知と関西を行き来して稽古を重ねていくのですが、その最初の高知滞在稽古に久野さんと7月12日〜15日の3日間行ってきました。朝バスに乗って昼ごろに瀬戸大橋を渡ったときは、ああこの公演に参加できてよかったなあと思ったものです。瀬戸内海の海と小さな島々の美しさ!これはこれから何度も高知と京都を往復するたびに感動するのでしょうか、それともだんだん嫌気が刺してくるのでしょうか?稽古でいっぱいいっぱいになってそれどころじゃなくなるのでしょうか?毎回の変化に敏感にいたいものです。

12日(金)15時ごろ高知駅に到着。暑い!南国感!この時点でリゾート気分になってしまいそうなところをいやいや稽古しにきたんだと自分をなんとか律して、大阪から乗ってきた久野さんと合流、迎えにきてくださった公演プロデューサーの吉田さんの車で、2年連続水質日本一という仁淀川を眺めながら、泊めさせていただく吉田さんのマンションに荷物を置いて一息つく。おうちが綺麗!オシャレ!ぼくは演劇をやっていてこのような綺麗な家でオシャレな生活をするということはすっかり諦めてしまっていたのですが、このようなクリーンな家に暮らす吉田さんが羨ましくなりました。

夕方から移動して、高知公演の会場の蛸蔵を見学させていただきました。自分たちが公演をする劇場に初めて行くというのは緊張します。何でなんだろう。場所から試されているような感じがする。そう思うと自分は公演会場に試されるばかりで、公演会場を試すようようなことはなかなかできないなあ。公演会場を試すような心意気で劇場下見をして、会場を緊張させたりするような大物になったらもっとおもしろそうだな。蛸蔵は、勝手に1人緊張してしまっている僕をも解きほぐしてくれるような、包容力のある優しい場所でした。

19時から、いよいよ高知の俳優さん・スタッフさんとの初めての稽古!挨拶をして、台本を最初から通して2回読み合わせ。初めてなので全員探り探りで読んでいたのですが、高知の俳優のみなさんの個性が感じられておもしろかったです。大阪での事前の稽古では僕や森本くんが代役で読んでいた役も荒木さんがやるとこんなにも可愛らしくなるのか!というのが衝撃的でした。あと、今回で俳優デビューというミュージシャンの山村さんもとても楽しそうに自由にセリフを喋っておられて、見ていて羨ましくなるくらいでした。家にあったという名前のわからない見たこともないエスニックな弦楽器の演奏も素敵でした。今回紅一点の女優さんである柴さんは最初緊張しておられたようでしたが、2回目の読みで動いてテンポアップして読んだときにはもう魅力が爆発しておられました。稽古後に吉田さんのおうちでみんなで食事会をして解散。

次の日15日(土)は、演出補佐の吉良さんと柴さんと久野さんと僕で舞台美術の委員長さんの車に乗せていただき、19時の稽古まで高知の観光に連れて行っていただきました。香美市立美術館での西原理恵子展もアンパンマンミュージアムも自分で自分に驚くほどはしゃぎまわってしまいました。30を過ぎてダダンダンに歓声を上げてしまうとは。念願だった上等なポン酢もお土産に買えてホクホクしながら夕方から集まって稽古。

山村さんの生演奏と俳優の演技がどうやったらいっしょに舞台に上げられるか、いろいろ試しました。写真は舞台を見ながら叩く山村さん。山村さんの前日のエスニックな弦楽器では雰囲気のようなものを限定しすぎてしまうのではないかという意見を受け、稽古場にあった箱馬のようなものを叩いて、それに合わせて前半のシーンをやってみました。その日初めて触れたであろう物体をすぐに自分の楽器にして演奏してしまわれる姿はほんとカッコ良かったです。俳優の演技に合わせて呼吸を読むようにぴったりの演奏をされて、繰り返すたびに毎回ちがって演奏もいろんな音が生まれていきました。この日の稽古で、楽器は前半はとくに単純な音の打楽器のほうが余計な色がつかなくていいということ、そして俳優の演技と演奏が一方的にではなく双方向に影響を与え合うにはどうしたらいいのかが課題として残りました。楽器自体のビジュアルの強さや出す音のおもしろさに、俳優は体と声だけで対等に共演するにはどうすればいいか。稽古終盤に山村さんも言っておられたように俳優はそうとう演技を鍛えないといけないなと思いました。

14日(日)の稽古でぼくは今回の滞在稽古は最後。前日前々日と大活躍だった山村さんはお休みで、ぼくと高知の出演者の荒木さんと柴さんと演出助手の吉良さんと久野さんで、前半の荒木さん・柴さんのシーンとぼく・柴さんのシーンを繰り返し稽古。繰り返すごとにどんどん柔軟になっていく柴さんが印象的でした。また、ぼくの役に必要な「大物感」はどうやったら出せるかみんなで考えました。個人的には土佐犬を引き連れているという案が気に入ったのですが危険すぎるということで却下になってしまいました。残念。心にイチローを持つというやり方を試したところちょっと大物間に近づくことができました。相手を試すような心持ちが大事だなと思いました。

濃い3日間を過ごすことができました。高知、また来ます!

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photo: beni taeko


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2019/07/16
7/15 蛸の階稽古日記(中城賢太)

7/15より蛸の階稽古初参加となります。
気持ちをこめて、よろしくお願いします。

初稽古で感じたこと。

 台本の読み合わせ、エチュード、何も考えていない状態で台詞を話す、これらのことを実行するなかで、洗浄を受けているイメージをもちました。つまり、今まで経験してきた舞台で無意識に得てきた癖を洗い出し、蛸の階の役者として初期化されている感覚です。
 反応を過去の成功例から引き出してくるのではなく、目の前の役者から得られる情報のみで反応する。少ない情報から反応するため、誤った捉え方をする可能性も高いし、情報を逃さないために集中し敏感でなければならない。
 ただ、失敗をたくさんしていこうという、演出の久野さんの言を受けているため、次回は自分がうまく反応出来るかはおいといて、自然に反応してみようと思う夜更けなのでした。

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2019/07/09
稽古日記:稽古開始!(久野那美)


脚本・演出担当の久野那美です。
7月から蛸の階の稽古が始まりました。

今回、高知と関西を拠点に活動している俳優とスタッフが完全に合同チームを作って
蛸の階して2か所で公演する、という企画です。
稽古も5か月間高知と関西を行き来しながら2か所でやっていきます。
ちょっとイレギュラーな形の滞在制作です。

7月7日に明石灯台で写真撮影と顔合わせをし、
そのあと大阪稽古→高知稽古→大阪稽古
と続いています。

はじめましての俳優さんと一緒に演劇するのは楽しいです。

出演者は、階公演フル参加の七井悠さん、Fの階に引き続き佐々木峻一さん、
高知でフリーで活動中の柴千優さん、荒木晶成さん、高知の劇団カラクリシアターで活動中の
中城賢太さん、Fの階で演出助手を務めていた劇団さあもんの森本聡生さん、
パーカッショニストとして関西と高知で活躍中の山村誠一さんの7名です。

年齢も経歴も様々な出演者と、行き止まりとにせものと音楽に纏わる物語を創ります。
今回も、稽古の様子を日記でご紹介していこうと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

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2019/06/10
蛸の階WSオーディションレポート(森本聡生)


蛸の階、高知出演者のWSオーディションを行いました。
14名の方が参加し、今回は「海に送った灯」の台本を使ってワークショップも兼ねて、およそ3時間30分の創作の場となりました。参加者は演劇経験が豊富な方から初めて台本を読むという方まで様々でした。
ワークショップの始めに演出家より言葉の性質(言葉は音という事にフォーカス)ついての話し合いの場が持たれ、
参加者から様々な意見を貰いました。

まず「声の大きさ」「高さ」「速さ」が違うと伝わるニュアンスが変わるのはもちろん、「声の方向」が変わるとそれもまた意味が違ってくるという発見がありました。
また雰囲気やキャラクターが変われば言葉も変わるという意見が出て来ましたが、雰囲気とキャラクターが変わるのではなく、それは呼吸(ブレス)が変わるから雰囲気やキャラクターが変わって行くのではないか?(例えば子供と大人の呼吸は一緒?)他にも状況(シチュエーション)も呼吸に関連するのではないか?という事も話し合われました。

他にも興味深かったのが「内容によっては出せない音(言葉)」というのもあると言う発見がありました。
演出家が求めるのは「野鳥の心」
(鳥の声は言葉としては伝わらないけれども、とても沢山の情報が飛び交っている。例としてすずめの話をしていました。)

一通りの話し合いが終わったところで台本を使ってワークショップは進んで行きました。
その中で、大阪のWSでもやっていた自分のイメージ(自分の文化)を強要しないと言うことを軸として相手役と作っていく、それを14人で順番にやって行き、どうすれば良くなっていくかを参加者全員で考えていくという事をやって行きました。

その中で、台詞を話す言うのはどういうことなのか?ということになり、
「台詞をいうのは発言の余地を探す」という事ではないだろうか?という意見が出来てました。
そしてWS後半は、台本を使わずに一つの言葉だけで相手役と向き合うということをやりました。
(大阪では「パパイヤ」や「バッファロー」を使いました。)

ちなみに高知では「入道雲」という言葉でやりました。
初めは2人が入道雲を使ってやり取りが始まり、そこに1人参加し、また1人参加していくという流れで参加者全員が一緒になって入道雲だけを使ってやり取りをして行きました。
そこにギターやタンバリンという声とは違う音の要素を入れてどんどん進んで行きました。

大阪の時と違ったのは全員が一つの物語を追っていくというものでした。
大阪でやったときは大きなグループではなく小さなグループが沢山できるということがおきました。
そして全員でWSの感想を共有して、WSオーディションは終了しました。

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