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Fの階稽古は10月9日からです。


これまでの階の稽古日記はこちらです。

匣の階稽古日記 http://xxnokai.blog.fc2.com/blog-category-18.html
点の階稽古日記 http://xxnokai.blog.fc2.com/blog-category-16.html
Recycle缶の階稽古日記 http://xxnokai.blog.fc2.com/blog-category-6.html
缶の階稽古日記 http://xxnokai.blog.fc2.com/blog-category-9.html

稽古はじまりました。そして初めましての方ははじめまして(プリン)

こんばんわ。
Fの階で今回久野さんと企画製作をすることになりました松村というものです。
階では、昨年、匣の階で上演した「Port」では役者、「パノラマビールの夜」で演出助手として参加していました。

松村、と名乗っといてなんですが、役者だったり、なんだかかっちりしないといけない時以外は、

「プリン」

・・・・という名前で活動しています。正確にはプリン松です。
改名しようしようと思いながらついには、本名よりこちらの名前を憶えてくださる率が高いので、なんだかふざけた名前ですが、プリンです。宜しくお願い致します。

さて!!稽古です。ついに始まりました。
久野さんの稽古場は他と違う緊張感が充満していて好きです。
しかし課題が山積みでとても手探りの中、誰も正解がわからないまま、みんなで道なき道を突き進んでゆく探検のような
稽古です。探検ルートを多数発掘しましたが、まだどう掘るかまでたどり着くのはいつなのか??
今日はとにかく、一生懸命、やる!!という大学生のようなテーマで挑みましたが楽しかったです。
毎回久野さんは役者に「今日はどうしますか?」と役者に尋ねられるのですが、これのレパートリーをまず探しに行く旅に出なけば、、、、、探検が困難だ、、、、、

ともんもんと走り出しました。
これから色んな関係者でブログを更新してゆくと思います!こうご期待!!

10/16稽古日誌 ばんばんばかんす(練間沙)

階の公演二度目の登場です、練間沙と申します。
ねるまいさごと読みます。
今年の夏は暑かったらしいですが、僕は山にいたので最強快適で、クーラーのリモコンを握りしめることもなく、うだうだもすることない完璧な夏でした。
宜しくお願いします。

昨日は3回目の稽古でした。
今回は前回と比べるとかなりセリフ量が増えていて、更に登場人物がかなり多い。
これに立ち向かう術を現在模索中です。
この日試してみたのは、”バカ”になるでした。


つまり試みたのは、自分でもまだはっきり落ちてないので、
おそらくなのですが、真っ直ぐに他意無く言葉を吐くということでした。
後から考えてそう思ったということなので、やっている最中は一生懸命に伝えたい人に向かって言葉を投げるという感じで、必死でした。
あと極力内面もシンプルにしようという感じでやってみてました。
僕的には幼稚園児みたいな情緒で芝居してたつもりなのですが、演出の久野さんからはそっちの方がかっこいいとの言葉をいただき、ここにも何かヒントがあるらしいことがわかりました。
当面の方針としては、純粋に話し、力を抜いて内面に素直になるということを目指そうかと考えています。
その上で、この人物にとって大切なことは何かを考えていきたいと思います。
道のりは長そうですが、何かしらいいことは起こっているようなので。


まだ自覚的になるには時間と試行が必要だなと感じています。
まだあと半年弱あるので、しっかりと向き合っていきます。
それではまた。

もし良ければ毎月2回、2日間のWSも開催しています。
皆さま是非稽古場でお会いしましょう。

http://xxnokai.blog.fc2.com/blog-entry-423.html
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第二回目稽古 のブログ(10/11の稽古)

みなさん こんにちは。

Fの階に俳優として参加しています、七井と申します。

遅くなりましたが10月11日の稽古日誌です。

この日は自分の体調が妙だったので、元気を出して稽古に臨もうと思いました。

稽古では相手の台詞が聞き取れず、自分が台詞を言う時に「構えてから、言います」
というような状態になり、浮いてしまいました。

そもそも体調が悪くて台詞が聞き取れなかったのか?
元気を出そうとしすぎて台詞が聞き取れなかったのか?

稽古後に飲みに行って、三田村さんに「調子が悪い時はどうしようもないですよね」と言われました。

確かにそうなのですが、どうしようもなくはしたくないので、どうやったら他人の台詞を聞けている状態を
毎回の稽古で作れるか考えていこうと思っています。

以前、稽古前に激しく動いてアップしたことがありました。その時は全く台詞も聞けず稽古にならなかった覚えがあります。
でも、そういう状態で喋る演劇もあるのかもしれないとは思います。

階 の公演には何回か参加していますが、毎回この「台詞を聞く状態」については考えて居る気がします。

4回目稽古(藤谷:俳優)


初めまして、またはご無沙汰しております藤谷です。藤谷以優、ふじたにいうと読みます。よろしくお願いいたします。

今日は全体稽古4回目、WSは2日目でした。
朝から佐々木さん(努力クラブ)と2人で抜き稽古をしたのですが、人を追い詰めることのなんと楽しいこと。
あ、もちろんただ意地悪でしているわけではないですよ。
訳があってわたしは佐々木さんとガンマンのように闘わねばならないので、言葉の弾丸ごっこを3時間かけてしたのです。要はアップテンポ連想ゲーム…??相手の放った言葉から連想されるものを素早く言い返しまた自分から新たなワードを放つのです。なかなか楽しいので、機会があれば是非。終わった後には甘いものが必須ですが。

他にもミュージカル劇団化しかけたり(プリンさん)、ギターを弾きながら話してみたり(これは練間さん)、胡散臭さを最大にしたり(七井さん)、怒ってみたり悲しんでみたり(イトウさん)、てんこ盛り。

WSでもみんなでウサギになったりタツになったり。演じるペアによって台本が同じでもここまで違うのか、という再発見ができた良い1日でした。なにより最後に1日目用の台本を使って演じた参加者の皆さまが、昨日と全然違うアプローチをしていてとても勉強になりました。次にお会いする方々はどうなるのだろう、楽しみが尽きないです。

2018.10.22


これはミュージカル?の合間。

Fの階WS日記【1.台詞を楽しく読む/聴く】(環)

みなさんこんにちは 演出助手の環です。
先日二十歳になったばかりの若輩者ですが、よろしくお願いします。

Fの階は、3月の公演までの半年間。定期的にWSを開催しています

先日10/21・22は記念すべき第一回めのWSでした。
毎月WSにはテーマを設けているのですが、今月のテーマは「セリフを楽しく聴く/読む」です。
2名の方に参加していただき、久野さんの過去の作品(今回は「タツの日」「一つの石と二羽の鳥」)を用いながらWSはゆったり進んでいきました

はじめに軽く体をほぐして、いよいよ台本をみんなで読みます

台本を読むときの手がかりは、台本ではなく相手
演劇は武道とよく似ている…

私はWSを少し離れたところで見ていたのですが、収穫が多すぎる(いい意味で)WSでした
セリフをどうやって上手く、綺麗に出そうか
ということに固執するのではなく
今話している相手からきた「もの」をどうやって返すか、それとも返さないのか、はたまた変化球にするのか…
そういうことを考えていくと化学反応が起きて、面白いものが生まれる
それを目の前で見ることができて、「あぁ、いいなぁ」そう心の底から思いました

WSは色んな人が参加することでどんどん化学反応が起きて、面白くなると思うのです
今月は10/29・30にもWS、あります 一緒に化学反応起こしませんか
詳細はこちら↓
https://t.co/5eus7RK3Gx

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画像は、みんなでグルグル回りながら交代でセリフを読んでいた時のものです(名前はまだない)
これも化学反応の賜物です

3回目稽古 (イトウ)

はじめまして。
出演させて頂きます、イトウエリと申します。
遅くなりましたが、10/21の稽古日誌です。
今日の稽古場は、ハロウィン仕様でした。

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この日は、ワークショップ1日目。
スペシャルゲストとして、プロテアトルの豊島さんが来て下さいました。
使用したテキスト…「一つの石と二羽の鳥」を上演されたときに、ご出演されていたとの事。
大きな体に、大きな声と、大きな存在感。

テキストを使って
対抗戦のように掛け合いをしたり、
相手に仕掛けるよう、やり取りをしてみたり。
WSのおかげで、私たちも勉強になりますし、
気分転換にもなり、よい時間でした。


休憩中。
バースデーを迎えたプリン松氏にサプライズを仕掛けるべく、急遽、打ち合わせ。
夜の稽古が始まりました。

さぁ、間もなく、サプライズ発動のきっかけ台詞!
という手前で、
いさごさんが突然、ハッピーバースデーを歌い出しました。

…いさごさん、どうした?!
え、もしかして、きっかけが変わっていて
私が気づいていなかっただけ?!

一同「・・・」

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(休憩中、ギターを奏でる、いさご氏)

今回の作品タイトルの如く。
なにごともなかったかのように再び始まり、
やがてきっかけ台詞は訪れ、バースデーソングが流れましたとさ。
何はともあれ、おめでとう!

その後、匣の階にご出演されたチェサンさんがいらっしゃり、代役をして下さいました。
現在の髪型が坊主頭のせいか、抱いた第一印象は、今風な、お坊さんでした。

朝から長丁場でしたが、濃厚な1日でありました。
引き続き、よろしくお願いいたします。

一手そして一局そしてパノラマビールの夜上映会ですよー(プリン松)

Fの階 ぷりん
(撮影・紅たえこ)


ふいに最近
アニメ「ヒカルの碁」を最近初めて見まして・・・はまってしまいましたプリンです。
ジャンプなのに繊細な描写と、そして少年漫画の熱さも併せ持ちそしてキャラクターがいい(主人公が純粋でまっすぐで泣ける、泣きました)し、OPEDもいい、あれ??もしかして・・・神アニメ??と今更気づきました。
ちょうど、階が、点の階、だったころ(階は公演ごとに名前を変えているのです)
囲碁をモチーフとした架空の盤上競技をテーマにした「・・・」という作品を過去にやっているので、私の突如訪れた囲碁ブームにも快く乗ってくれながらアップをしました。はい、一応稽古の話です。稽古日記なので・・・

さて今日の稽古です。
なんととある試みをしたところ、めちゃくちゃ疲れました。
まさかこんなに汗をかくとは。フラフラになるとは。
久野さんの戯曲は会話劇と言われていますが、もはやエンタメ会話劇という新しいジャンルを開発してもいいんじゃないかというぐらい稽古はアグレッシブです。
そしてこれからまったくどうなるかわかない。
台本はあくまでも完成形のわからない簡単な設計図でしかなくて、とにかく道なき道をみんなで探ってゆくしかない。
そして作家の張本人の久野さんが一番「そっか!そういうことか!」と声をあげてはる
役者が稽古を重ねることで、壊したり固めたり理解したり混乱したりしながら、ちょっとずつ全貌が見えてくるのって素敵だなぁと

今日もらったアイデアをどこまで遊べて、そして説得力につなげてゆくか。むずかしいなぁ。
なんせ今日はたくさん笑いました。そして笑ってくれた気がします。
それはいつもの稽古よりちょっと違うこと。毎回なにかしら違ってゆけることがあればいいな。


そして明日、というか今日はもう!
観劇三昧上映会の最終日を、昨年匣の階で上演した「パノラマビールの夜」でお送りします!
そしてゲストとして、久野さん、出演してくれていたチェサン、プリンで遊びに行きます!
京都にあります喫茶フィガロにて19時~です。飛び込み大歓迎!!
是非、実際劇場で見る雰囲気とはまた違う、映像版・パノラマビールの夜を一緒にみましょー!
製作裏話もトーク予定ですよ(^^♪
詳細はこちら
http://xxnokai.blog.fc2.com/blog-entry-427.html

是非(^^♪

群れない群像劇(佐々木)

Fの階の佐々木峻一です。点の階ぶりの出演となります。努力クラブというところでやっていた公演が終わって今週から来年3月までFの階1本に集中してがんばります。よろしくお願いいたします。稽古には京都から2時間ほどかけて通っている。その間は台本読んだり、ずっと前に途中で断念してしまった小説に再チャレンジしたりしている。帰りの電車ではこうしてブログを書いたりしている。ビール買って来ればよかったな。

稽古は10月から始まり、順調だ!楽しい!という1ヶ月を経て、11月になって台本も第4.1稿まで配られ、それでもあいかわらず楽しい!と思いながら稽古しております。たぶん人数が多いのは大きな原因かと思うけど、それだけではない気がする。ぼくは点の階のときしか知らないけど、あの作品はずっと2人が問答をし続ける稽古をしていた。1対1の線のやりとりだった。でも今回は出演者7人全員がほぼ全編にわたって台詞だったり何かの思いをいろんな方向に発し続けてるから線が同時に大量に生まれていく。いろんなキャラクターが出てくるし、7人それぞれが1人1人といろんな関わり方をする。全員がアンサンブルだし、でも好き勝手に動くし、群像劇みたいだけど、1人もどこかのグループに属したがらない。そのゴツゴツしてて転がりそうもないボールがよく分からん謎の力(物語?)でゴロゴロ転がっていく感じは、今までに見たことのないものでなんじゃこりゃーという楽しさがあるんだと思いました。

まさにこれぞロックがロールな演劇になってしまうのかもしれません。これから5ヶ月稽古してこの岩がどう変化していってしまうのか楽しみです。がんばります。

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稽古場は実験場(稽古日記、橋本)

皆様初めまして、制作助手の橋本舜祐です。大学2年生で普段ははちの巣座という大学内の座組で制作や役者をさせてもらっています。ちなみに今回役者で出演されている練間沙さんの後輩になります。今回Fの階には制作助手という形で参加させていただきます。本番まで自分ができることをしっかりこなしていきたいと思っています。よろしくお願いします。
さて、今日の稽古は主に二つのシーンをメインにやりました。同じシーンであってもやる度に大きな変化が起こって、その瞬間しかできないシーンがその都度繰り広げられる。そういった稽古は普段自分が所属する団体では体験できるものではなくて、Fの階独特のものだと感じました。今まで関わってきた現場では、演出のある程度できあがったイメージの方へ役者の演技を寄せていくのが主な流れでしたが、久野さんの演出はその場にいる全員で試行錯誤して、座組全体で答えを導き出していく、つまり稽古は実験の様な形で進んでいきます。その実験に関わることは役者として演技の幅が広がる経験にもなるため、例え採用されなくてもストックとして役者の中に残り、別のシーンやその後に演じた役にも活かせる可能性を秘めています。
こういった経験を誰でも味わっていただけるのが、Fの階で開催しているワークショップです。
現在応募可能で直近のワークショップは大阪ガス都市魅力研究室にて11月20、21日の10:30から13:30まで行われるワークショップです。ワークショップの詳細はこちらからご覧になれます。http://xxnokai.blog.fc2.com/blog-entry-423.html

日々の実験とブラッシュアップを経て、本編は更に洗練されていきます。魅力的な役者達と洗練された雰囲気を味わいに是非KAVCに足をお運びください。
それではまた、お会いしましょう。
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冬支度する(佐々木)

11/16の稽古のことを書きます。

この日は藤谷さんがお休み、演出助手の吉村くんや環ちゃんも来られないということで俳優6人と久野さんで稽古でした。

まず久しぶりにエチュード。セリフやジェスチャーを使わずに他人と関係をつくるという、ぼくもずっと点の階のときにやってて衝撃的だったワークショップのひとつ。
当時は楽しむ余裕なんかまったくなかったけど、久しぶりにやったらちょっと楽しかったです。
それはいいのか悪いのか。

ぼくは七井さんとペットボトルを取り合ったあと「オビエ」と言われてイトウエリさんをとられるという内容になりました。
イトウさんを取り戻そうと試みたのですが難しかった。
どうすればあの状況で七井さんからイトウさんを取り戻せるのかが今後の課題なのかもしれないなあ。
久野さんいわく、「力技にならない」「アンパンマンにならない」「直線的にならない」ということ。
直球や変化球をバンバン投げるだけじゃなく、また別の次元での打者との駆け引きを、間や呼吸を使った心理戦で揺さぶるような多彩な投球術ができるはずだぞ、という感じ。
野球のこと分かんないのに野球で例えてしまった。
野球便利。

そのあとぼくと藤谷さんが出る1番最初のシーンを、三田村さんに代役をやってもらって稽古。
じっくり自分の役について考えることができました。
何でぼくの演じるこの人は最初に立つのか、映画ファンって言われて「そうです」と答えるけどこの人は誰なのか、最初から最後まで映画館に居続けるけどこの人は何がしたいのか、といったことをあらためて考えることのできた稽古でした。
セリフもセリフじゃないことも全部利用して、どうやったらこの登場人物に血を通わせることができるのか。
やりながらみんなの話を聞いたり自分の話をしゃべったりできて次の1歩をどうすべきかはっきりした。

さっきネットフリックスで見た『ノッティングヒルの恋人』おもしろかった。
冬が来るのであったかくして寝ます。
本番は春、あったかくなってるんだろうなあ。
冬の稽古がんばります。

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Fの階WS日記【台詞を楽しく読む/聴く2】(吉村)

演出助手の吉村です。お願いします。

Fの階 演劇ワークショップ『台詞を読む/聴く』
前回に引き続き、
「台詞を楽しく読む/聴く2」と題して
10/29、30 の2日間、参加者のみなさんと、
ひとり芝居の台本、『それは、満月の夜のことでした』を使ってワークショップをやりました。

いるのかどうか わからない人(モノ)と話す(今回の台本では、コンビニの帰り道、“満月”に話しかけてみます)。
ひとり芝居だけれど、モノローグでなくてダイアローグ。

ということで、実際に月役をつくってみて台詞を読むことに。
「お互い楽しく」、月との関係を好きに築いていくと、
ラブストーリーになったり、ヒーローになったり、
はたまた、非行少年を諭す熱血教師になったり、、

台本に書かれている台詞は変わらないのに、(台詞のない)月が変わることで、ひとりで喋る理由も変わる。もちろん逆に、台詞を聴くことで月が変わることも。
目の前で起こっていることを徐々に深く掘り下げていきながら、台詞を読むこと・聴くことについて考えていきました。
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Fの階のワークショップは、
なにか、方法論?みたいなものを一方的に教える・教わる 場所ではなくて、
発見したり考えたりする場所、そしてそれが面白いことだと気付ける場所だと思います。

なんというか、
ふわふわ浮かんできたものを、ちゃんと射落として、それを見落とさずに拾う、、感じです…
稽古場(ワークショップ)で起こったことを、なかったことにせず それについて考えて、コトバにして発見していく時間…
射落とすのは、久野さんはじめ Fの階 階員が率先してやってくれます。
当たり前すぎて気付いてももらえなかったことも、きちんと射落としてくれます。この「当たり前」というのは、演劇に限った話ではないので、演劇があまり身近でない方にも参加してもらえたらな とも考えてます。

そして、
ワークショップ後のFの階 稽古では、俳優たちに いい変化が起こることが多いです。(自分が)やるばかりでなくて、見ることも大切ということでしょうか。
きっと理由は ほかにもある気がするので、半年間とおしてのワークショップで見つけ出せたらと思います。


いろいろと曖昧な言い方になっているのは、
曖昧なことをやっているからではなくて、
参加者のみなさんの立ち位置や関わり方次第で、発見できるモノが違ってくるから(と個人的に思っているから)だとご理解いただけますと嬉しいです…
どなたがいらっしゃっても、何かを発見できる場所になればと思いますので、ご興味ありましたら遊びにきませんか?

Fの階WS日記【台詞の音を聴く2】

こんにちは 演出助手の環です

11/20・21の二日間、梅田にある大阪ガス都市魅力研究所にてWSを実施しました
今回のテーマは「台詞の音を聴く」です
使用した台本は「port- 見えない町の話をしよう -」
神戸港がモチーフとなっている作品です
詳しくはこちら→https://note.mu/kuno_nami/n/nf222c0b637d4

WSでは、毎回「こんなことをやってみよう」と指針を立てるのですが、今回立った指針の中で(個人的に)面白かったのが
「相手の話を聞かない」
でした
普段は相手の話や声をを聞いて、さあどう返そうかと考えます(同じようなテンションで返す?それとも真逆のスピードで?)
実際に私もこの指針のもと台詞を読んだのですが
厄介なことに相手の話を聞かまいとすればするほど、相手の話が耳にスルスルと入ってくるのです
相手のことを考えず自分のやりたいように読もうとすればするほど、どんどん相手の影響を受けてしまう…
結果として読んでいる側は不完全燃焼の様になってしまったのですが、
客観的に見ると、面白かったそうです 不思議なものだ…

よく「やってはいけないよ」と諭されたにも関わらず、ついついやってしまう子供を見ますが
この状況は完全にその子供そのもの…
人間の根本には天邪鬼が転がっているのだろうか?とまで考えてしまいました


Fの階のWSは演劇の実験室と呼ぶのが相応しいように思います
この「実験」は、いろんな人が参加すればするほど面白い結果が生まれます
また12月にWSを実施しますので、もしよければ一緒に参加しませんか
詳細はこちら→http://xxnokai.blog.fc2.com/blog-entry-423.html
 
WS総合チラシ

言葉選びのマジック(橋本)

こんにちは、制作助手の橋本です。二回目の登場が意外と早くて僕自身ビックリしてます。
さて、今回は11月15日と11月27日の稽古の日記を書きたいと思います。
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まずは11月15日、この日のテーマは「存在感を出す」でした。そのシーンで一人一人が存在を示すにはどうすれば良いか、やっては考え、またやっての繰り返し。台詞の言い方、タイミング、動作あらゆる要素が1回1回検討されて、その変化を見ながら、時には意見してみたり。チーム一丸となって作る稽古場の雰囲気が個人的には好きです。

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続いて27日、この日はまず最新稿の読み合わせから始まりました。久野さんの脚本の魅力は「台詞の言葉」にある思います。
劇中の何気ない会話の中に、私たちが日常生活の中で感じているのにいつの間にか忘れている疑問や不満が紛れていて、それらが台詞として体に入ってきた時にハッと気づかされる。そしてそういったメッセージを聞き手側に残す言葉選びをされていることで終演後も何度も体の中で反響する。その様な言葉選びの美しさを感じます。
そういった言葉のマジックは今回の作品にも溢れています。ワークショップや本番で実際に皆さんにも触れていただけたらと思います。
また、役者の方も2週間で大きく変化していました。
特に佐々木さんやプリンさんはこの2週間で大きく変化し、キャラクターが輝いていました。ここから後4ヶ月、どう変化していくのかも楽しみです。

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ワークショップ、参加お待ちしております。
それでは、またお会いしましょう。

トルコライスと野生動物の心(佐々木)

11/29は大阪市立芸術創造館で稽古でした。

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稽古前にプリンさんからお茶のお誘いをもらったので、芸創前のイスタンブールでがっつりご飯をいただきました。プリンさんは「イスタンブールのトルコライスは絶対食べてほしい!」と言っておられたのですが、やーさすがおいしかったです。オムライスの上にカツが乗ってデミグラスソースがたっぷりかかってるという、まさに子供のころの夢が叶った!という感じの最高の食べ物でした。つぎはエビトルコライスを食べてみるぞーと意気込んでおります。芸創のまわりにはほかにもぼくの知らないおいしいものがたくさんあると聞いたので、来年3月までかけてゆっくり味わってやらあと思っております。

そして、この日はおもにプリンさんと沙くんのシーンを抜き稽古。
このシーンはセリフも見せ方も複雑な作りになっていて、同じシーンをぼくや七井さんで読んでみたりもしたのですが普通にやるだけではやはり劇が立ち上がりません。
プリンさんが外を走ってから稽古部屋に入ってくる、ということを試みたりしたのですが、それがおもしろかった。ずっと部屋のイスに座っていた沙くんと息切れしながら入ってきたプリンさんという、そのくらいズレてるとおもしろい、楽しい。

今回は沙くんとプリンさんみたいな、ペアの組み合わせがたくさん作れるのがまた稽古していて楽しいところです。プリンさんとイトウさんのペア、七井さんと三田村さんのペア、ぼくと以優ちゃんのペア、その辺りが分かりやすいペアだけど、稽古していく過程でその組み合わせがもっとたくさん発生したり、トリオや4人組5人組も生まれつつある。ペアの関係もイチャイチャしていたりライバル関係だったりいろいろです。これから稽古を重ねていく中でどんどん楽しい組み合わせを見つけていきたいところです。

またこの日は、久野さんからこれからのキーワードになりそうな演技についての考察もありました。ここに詳しく書くには、ここまでダラダラ書いてきたぼくの体力が尽きかけているので断念せざるを得ず大変申し訳ないのですが、簡単に言うと「大切なのは野生動物の心だ」ということでした。たしかにぼくと以優ちゃんのシーンなどは、今まで何度も繰り返しやっているのですがクオリティがまったく安定せず波があり、それは思い返してみれば「野生動物の心」の有無が大きく左右しているように思います。この2人のシーンはとくに野生の心でもって立ち向かう必要がありそうです。

明日から2日間は芸創で朝から晩までワークショップと稽古。エビトルコライス食べて野生に帰ります。うおー。

稽古日記(12/6)

練間沙です。
稽古日記です。

2日続けてのワークショップがあり、そのことで見えてきたものを加えて、今後の方針についてもみんなで話し合うという稽古というか、ミーティングというかそういった形で二日間の集中稽古は幕を閉じました。

印象的だったことをいくつか整理していきたいと思います。

今この場にないものを出してきてその世界を拡張すること。
その場所にもうすでにあるものだけでやってしまっては世界は広がっていきません。未知の空間を冒険する心のごとく、冒険の場合はその空間がどんどんモノを提供してくれるのかもしれませんが、僕らはそれを自分の言葉と身体でやらなければならない。
もしかしたら、その場にないものを作っていくのもですが、発見することも大切なのかもしれません。
受け取るだけでもなく、発信するだけでもなく、受け取ったものから発信につなげ、さらにそこから思っても見なかったことを発見し、発信する。
そうすることで広げ続けることでどこに行くのかを楽しめたらなと思います。

そして、これはその時には思いつかなかったことですが、世界を広げる際の注意点みたいなものがある気がしていて音楽でいうところのコードとか、スケール、キーみたいなものがあるような気がしていて、ただ闇雲に今やってないことをやるというのをすると不協和音になることもある。
もちろん独特の進行でそのコード進行を絶妙なバランスで進んでいくという曲もきっとあるのでしょうが、なかなか至難の技です。
例えば、今誰も叫んでいないから叫んでみよう、大きな声を出してみよう。
誰もしていない変なポーズをしてみようとか、そういうことは失敗を招きがちです。誰も処理できないことは見なかったことにするしかない。
社会と一緒だ…というのはおいておいて、そんな悲しいことを舞台上で起こす必要はないような気がしています。少なくとも今回は。

人は自由にして下さいというと往々にして何もせずとか、自分の楽なことをするか、叫んだり激しく動いたり、破壊的なことをするか、というような気がします。人は堕落する。
ある制限下だからこそ人は創造的な、今までここにはなかったけれど、あたかもあとから見ると必要で必然だったと思えるようなことを生み出すことができるのかもしれない。

残り期間はあと3ヶ月、普通の公演であれば稽古始まり、まだまだ稽古が始まってもないという期間が残されているわけで、焦らずに初心に返り、世界を広げること、又は掘り下げることをやっていきましょうということで話し合いは終わりました。

僕はまだ自分がどうしていけばいいのかわかっていません。
稽古場で見つけてこようと思います。

撮影:紅たえこ
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アクションリアクション(稽古日誌、橋本)

こんにちは、もう三回目ですね。制作助手の橋本舜祐です。
今日は12月6日の稽古に関して書きたいと思います。
私は用事で途中からの参加でしたが、最初は一通りの流れを確認していた様です。
その後はワークショップを行いました。誰かがとったポーズを受けてそれに対してポーズをして、シーンを作る。そして前の人が抜け新しい人が入りまた別のポーズをして全く別のシーンを作る。現象に対するリアクション、相手の行動を受けるワークショップでした。私も参加させていただいて、改めて「リアクション」の大事さを感じました。
会話においてリアクションはある意味世界観を作る重要な要素だと思います。例えば、どんなに面白くない劇中漫才も、登場人物達が大笑いすればその世界では面白いということになります。当たり前といえば当たり前なのですが、やってるとこの大切さも抜けてしまう、そういった基礎的なことの積み重ねが良い作品を作る一歩なのではないかと感じた稽古でした。
また、遂にフライヤーが届き、本格的な挟み込みが始まりました。私もこれからはチラシ挟み込みに東奔西走します。挟み込みで見かけた際はよろしくお願いします!

稽古場日誌12/11(三田村)

いつもお世話になっております。今回Fの階に参加しております三田村と申します。プロフィール詳細は、ホームページをご覧くださいということで、省略。

久野さんの現場は3回目ですが、改めて演劇は果てしなく自由であることとそれに対しての俳優としての難しさとそれ故の面白さを実感しています。私が勝手に鋳型におさまっていこうとしてしまう(んですよ、きっとね)のは、その方が楽だからでしょう。この現場は易々とそうなりません。結果に即コミットさせて安心させてくれません。いったん作って壊す、みたいなのでもありません(たぶん)。緩やかですが、過酷な探求の場笑を過ごしています。

今回の作品は映画についての話です。私映画好きなんでしょっぼいシネフィルなんで、久野さんにも言われまして、映画の本たくさん貸した次第。それが生かされているのかはもはやわからない笑。言えるのは、映画を扱った演劇のよくあるパターンにはなっていないことです。それだけでも本貸してよかったよかったです。僕の役目は果たしたとも言えます!なんて言ってないで、3月までまだ先は長いですが、ぼちぼちぼちやっていこうと思いますので、皆様どうぞ宜しくお願い致します。

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12/17 稽古場日誌 (イトウ)

この日は、台本の第5稿が配られました。
わたしが遅れて稽古場に到着したとき、
演助のあっきーさんが代役をし、
この後の稽古のため、とあるシーンを録音されていました。
女性役を頑張って演じてくれていたあっきー氏とバトンタッチ。
今度は、私が代役をし、録音。
人の役を読むって、新鮮だ。
まっつん(プリン氏)のキレのある声で言ったら勢いでるやろな〜なんて、思いながら。

(ちなみに、私がプリン氏をプリン名で呼ばないのは、
初めて会ったとき、まだプリンという名は生まれていなかったからです。
私19才、まっつん20才の冬でした)

いさごさんの声を聞いていたら、
マジシャンみたいやなぁと思い、あの映画みたい、
と言ったら、久野さんが素早く「プレステージ!」と、反応してくれました。
そうだった。

数年前、久野さんと淡路の飲み屋さんでお話していたとき、
私は数日前に観た「プレステージ」の話を語っていたのでした。
「ネタバレになるから、これ以上話せない。観てくれ!」と。
一瞬、時間がトリップです。


本日、早めに集まって練習されていた、
いうさん&佐々木氏のシーンから何回かあたり、
制作助手の橋本氏(♂)が代役(♀)をしてくださり、
最後まで、読み合わせ。
色々変わりつつある、第5稿。
視野がぱっと、拡がるような、感触を抱きました。

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この写真のヘアセットは、
プリン氏にして貰いました。

なにもないほうが何かある(プリン)

チラシ写真11


チラシ撮影中のお写真です。プリンは見ています。すごく見ています。
この私が持っている長いお花は、久野さんが撮影当日に買ってこられたものです。
隠れていますが紙袋の中には、太陽の塔と恐竜のぬいぐるみと、茶色い豚が入っています。

チラシがついに完成し、いろいろなところで置いたり、撒かれたりしています!
白黒でバーンと横長なのでちょっと目立つと思います。是非お手に取って見て欲しいです。

そして今回の予約特典として、プリンおすすめの新開地飲食店が楽しめるグルメマップがつきます!
なんと各店舗のクーポン付です。またお店のご紹介やおすすめの食べ物について詳しく紹介しますのでお楽しみに・・・


さて稽古です。
前回のブログにイトエリが書いてましたが第5稿。どんどん作品の内側が見えてきた気がします。
映画館のお芝居なので、客席とスクリーンがあるのですが
まぁ実際に映画館で上演するので、あるのですが。
いつも稽古で客席用の椅子を配置するのですが。
その稽古スタイルでずーっとしていたのですが。

今回の稽古ではもう、椅子やらなにやら具体的な居場所を排除して縦横無尽に動き回りながらやってみました。
そうすると新たな発見があったり全然違う動きが出来たり。

久野さんがボソッと「いっそ客席がなければいいのに・・・」
とつぶやくほど・・・※本番はあります!なのでご心配なくお越しください


あと約三か月。みんなでぐるぐるしてどこにいきつくのかしら。

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12月末まで先行予約販売中!!!

Fの階公演『なにごともなかったかのように再び始まるまで』
脚本・演出:久野那美

■チケット先行販売10/28-12/31 →購入はこちらより
(クレジットカード決済をご希望の方は 演劇パスをご利用ください。)

【12/31迄の先行特典】観劇日時の指定不要 & 8種類から選べるオリジナルチケット

  2019年3月
  22日(金)20:00
  23日(土)11:00 /15:00 / 19:00
  24日(日)15:00 / 19:00
  25日(月)11:00 / 15:00
  神戸アートビレッジセンターにて




おりかえし地点(佐々木)

クリスマス前の休日2日間、朝からワークショップ、そのまま昼から稽古場退館まで稽古、あいだにFの階忘年会という大盛&濃厚な2日間でした。
稽古はワークショップに来ていただいていた参加者の方にも見学していただけて、とても参考になる意見もいただけました。
ありがとうございました!
劇中盤の、登場人物7人みんなが同時にガヤガヤしゃべるシーンをくりかえし稽古して、このシーンの鍵となる方法論のような何かを見つけることができました。あんなに楽しそうに演出してる久野さん初めて見た。

ひとつの鍵の発見してからこの2日間での作品の変わりっぷりは先週までは想像できなかったようなもので、そういえば毎週のようにものすごいスピードで作品が変貌していっているなと思います。
ぼくの以前出演していた点の階なんかは、本番直前までジリジリとした稽古が続いていたような覚えがあるのですが。
Fの階のスピード感にはびっくりするし置いてけぼりにあわないように頑張らねば。
半年間の稽古期間ももう折り返し。
これからまだまだ変化していくことでしょう。
がんばるんばという気持ちです。
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Fの階WS日記『台詞を正しく読む/聴く2』(練間沙)

もう随分と回を重ねているFの階WS「台詞を読む/聴く」ですが、
今回のテーマは「台詞を正しく読む/聴く2」
10月から数えて今回が6回目。神戸編も合わせると全12回でちょうど折り返しに当たります。

そんな12月後半のWSは22・23日の二日間で行いました。
今回は今までで一番多い参加人数で、20代前半の学生さんや初めて今度舞台に立つ方、学生時代に演劇をしていた経験者の方、今現在市民劇団で活動しておられる方などいろんな年代の方々が参加してくださいました。


1日目、2日目ともにもっとも注力したのは、助詞や助動詞、語尾をどう発話するのか、という問題でした。
この発話の仕方一つで随分と言葉のニュアンスが変わります。
意識せずにおざなりにしてしまうと、ものすごく台詞の可能性を縮めてしまう。
逆に言うと、たった一文字二文字がその台詞全体の意味を変えてしまうような、その台詞の意味がとても明瞭にわかるようになるというようなことが、起こります。
初心者の方の変化は目覚ましくて、言われたことを直ぐに取り入れて試していく姿勢が印象的でした。
ある程度の経験を積んでくると逆にそれが枷になってしまうこともあって、5,6年続けている僕なんかは、なかなか染み付いた発話の仕方を変化させるのが難しく、自分の築いた砦を崩すことは難しいなあと感じます。しかし歩みは遅くとも一つ一つを意識していくことによって着実に変わっていくというのは僕含め参加者さんにも見受けられました。

あと、当たり前のことに聞こえるかもしれませんが、「台詞は誰かに言う」というのも今回のキーワードでした。
簡単に言うとそのキーワードで片付くのですが、舞台に立つと何故か人は自分のために台詞を発話しがちです。もちろんお客さんに届かないと舞台で台詞を言う意味はないのですが、台詞を言う相手が誰なのかを意識しないと、その台詞は宙に浮いて音だけしか届かないものになってしまいます。
台詞は誰に発せられたものであるかが分かるということも、その台詞の意味の一部分であるように思います。
そういうことを気づかせられたワークショップでした。


滑舌も悪くないし、きれいに発音できているのになぜか意味が入ってこないそういう時は、もしかするとここにヒントがあるかもしれません。
テーマはそれぞれ設定していますが、その時の参加者さんによって柔軟に内容を合わせていくというのもこの全12回のワークショップの特徴でもあります。
今までお芝居なんてしたことないという方も、今度初めて舞台に立つという方も、ちょっと行き詰まっている経験者の方も、どなたでもお待ちしてます。
一緒に台詞を交わす楽しさを体験しましょう。

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稽古場日誌12/27(三田村)

12/27、今年最後の稽古は会場のKAVC地下のシアターで昼夜に渡って行いました。ただ私はこの日記を年明け和歌山に帰る電車で書いていて明日は仕事始めで今年の年末年始は忙しかったからもうちょっとだらだらしたいと思っていて、その日僕は実のところ体調があんまり良くなかったのですが、稽古が始まると比較的エンジョイ出来たのは、一種の現実逃避かもしれないと思いました。ただ台詞がちゃんと定着していない感覚もよくあるので、なんだかなーと思います。あと、この劇は身の丈ナチュラルのチューニングでやることは避けたほうがいいのだと改めて思いました。シアターの薄暗め照明の中でひとが蠢いているのを観て、全然テンポは違うものの敬愛するツァイ・ミンリャンの楽日という映画を思いました。映画館が閉館する最後の1日の映画でした。

今年もよろしくお願いします。
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Fの階WS特別編『劇場で台詞を読む/聴く』 WSレポート


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1月5日・6日は神戸アートビレッジセンターにてFの階wsを開催しました。
20名の参加者の方と一緒に、Fの階3月公演の上演台本を使って実際に台詞を読んだり聞いたりしてみました。

テーマが「劇場で台詞を読む/聴く」だったことや、参加人数が大阪で実施している回の2倍以上だったことから、
大阪の回とは少し違った形での実施となりました。

ひとりひとりと質疑応答する時間は少なかったですが、その分、全員での討論や全員参加しての読み合わせ?
はとても興味深いものとなりました。


【1日目】
役を変更しながら、参加者全員で最後まで戯曲を読んでみました。
大勢の前で初めての台詞を口に出すことはプロの俳優でも緊張するものです。
皆さま勇敢に好奇心を持ってとりくんで下さって、とても素敵な時間になりました。
初めて戯曲を読んだ方、サークルなどで経験のある方、久しぶりな方…いろんなキャリアと年齢の方がおられ、経験者はそれぞれの課題を踏まえての本読みでした。

初心者の方は「とにかく台詞を読んでみる」のが第一目標ですが、
経験のある方には「今自分が課題にしていること」を読む前に表してもらいました。

ほぼ全員に読んでいただき、ひとりひとりの課題もうっすら確認したところで
1日目は終了しました。

事前に今の課題として挙げてもらったのは

・表現力をつけたい

・アクセントの置き方がよくわからないため台詞の言い方が単調で、結果、ただ早口で言い切る感じになってしまう。
もっとメリハリのある聞き取りやすい台詞の言い方ができるようになりたい

といったことでした。

読み合わせ後に出た意見としては、


・読みやすかった。

・テンションの高い参加者が多かったので、引っ張られて読んでしまった。

・テンポよく読めて楽しかった。

・台詞が頭に入っていないので、相手役の台詞を聞いている間に台本を見失ってしまう。

・初見の台本でついていくのに必死だったので、無意識に相手役のテンポに合わせてしまった。

・「台詞を読む」には、ダンスのように拍子のようなものも大切なのではないか?


慣れてくるとむしろ、助詞や語尾を読み飛ばしたり読み間違えたりしがちなので、
明日はそのあたりに気を付けて読んでみましょうということで一日目は終了しました。




【2日目】
演出家の久野那美のほかに、俳優(佐々木峻一)のアシスタントを加えてスタート。


①まずは、昨日読んだ戯曲の内容について話し合いをしました。
「この登場人物たちの正体は?」「映画館の幽霊の都市伝説と関係あるのか?」
「それがわかる手掛かりは?」
「この戯曲には何かしかけがあるのか?」
等々の話し合いを経て、


②本日の課題を話し合う。

・WS(稽古場)は失敗するための場所。どんどん失敗して、
それをみんなで共有して解決方法を考える。

・なので、WS(稽古場)では、失敗することは恥ずかしいことや無駄なことではなく、「課題を探すための重要な第一歩」。どんどん失敗して課題を探していきましょう。

・「失敗」とはなんだろう?
自分が「うまくいかなくて嫌だったな」と感じたり、自分だけが「うまくいった」と思ってるけど共演者が「やりにくい」と感じる状態。

・「観客」がだめだと思ったこと=「失敗」じゃないのか?
俳優の仕事は、舞台の上(物語の世界の中)で共演者との関係性をきちんと創ること。舞台と客席の関係を創る責任は劇作家と演出家にある。俳優は観客のことより共演者のことを考えて演技をしていきたい。

・演技のやり方にはいろんな方法があり、座組のメンバーや劇場の大きさや作品の内容などを踏まえて演出家が判断する。どんな環境でも「正解」になる方法があるわけではない。でも、同じ舞台の上では同じ方法を共有したい。

・作品の方向性と俳優個人が「楽しい」と感じる方向が一致していれば、
俳優は自分の感覚を信じて楽しく稽古を重ねていくことができる。

という話をして、まずは…


③7人が登場している1シーンを希望者6人+Fの階の俳優を1名加えて読んでみました。)
(台本をもって少し動く。そのほかの人は客席に座ってその演技を見ている。)
シーンが終わるたびに「どうすればもっと見やすくなるか」を見てる人たちも含めて協議してフィードバックしました。


・台本を持ってではあるけれど、「誰に向かって言ってる台詞なのか」を意識して、体の方向や顔の向きをそちらに向けてみる

・台詞をきちんと相手に届ける(自分の台詞が相手に届いたことや、相手から反応があるのを見極めるまで「相手(役)」に注目する)

・相手役から台詞を言われたらしっかり聴く

・自分に言われてる台詞じゃなくてもしっかり聴く

・聞こえてくる台詞に「賛成したいのか反対したいのか」など自分の立場を確認しながら聴く

・誰に向かって言っている台詞なのかを「台詞の言い始め」「言い終わり」両方で確認する。

・聞いてほしいことが伝わるように言い方を工夫する


等に注意しながら役を交代しつつ何度か同じシーンを繰り返し、変化していくのを確認。
終わってから「演じていて自分の中で何が変わったか」を話し合いました。

参加者、演出家、俳優から出た意見としては、



・人の話を聴くのは案外難しい

・うまく話が聴けた・伝わった と思える瞬間が時々あって、その時はとても楽しい。

・相手役が自分の話を聴いてくれてると思うと台詞が言いやすくなる

・意外な感じで台詞を言われると思わず反応してしまう。その時、表情が変わる(豊かになる)

・誰かの言葉を聴いたり、誰かに言葉をかけたりするときは、声だけでなく感覚もそちらに向いているはずなので、
ひとまず身体全体をそちらに向けて、会話が「どこからどこへ」向かっているのかを確認する
→全員がそうすることによって、観客席にいる人も、話題の中心が今どこにあるのかわかりやすくなる

・生き物が情報を全身で集めようとしてる姿は魅力的だし惹きつけられるものがある
(Fの階ではそれを「野鳥の心を忘れない」という言葉で稽古のスローガンにしている)



④「人の話を聴く」演技を実践する

台本を持ちながらだと相手役の台詞を「聴く」ことに集中するのは難しいという意見を踏まえ、
「聴く」ことに専念できる状況を創ってみました。

7人の登場人物(ABCDEFG)以外に、参加者全員に配役(HIJKLMN…)して舞台に立ってもらいました。
台本に登場する7人以外は、「その場にいるけれど台詞のない役」。
台詞を言うことに気を取られずに「他の人の台詞を聞いて反応する」ことに集中できる状況で、
Fの階の俳優+参加者全員で舞台中を使って残りの時間いっぱいシーンを演じてみました。

聞こえてくる台詞に合わせてうなづく人、表情を変える人、台詞を言っている俳優と同じ動きをする人、
話題の中心に走り寄る人、全然関係ない動きをする人、テニスの審判のように首を動かして会話を追う人、
相槌やつっこみを入れる人…

20以上のいろんな、話の聞き方が舞台の上に立ち並び、台本に指定されている俳優だけの舞台よりずっと豪華で魅力的な
風景が次々と立ち上がっていきました。いつまでも続けていたかったのですが、終了時間が来て、そこで終了。
参加者の感想を聞いて、3時間×2回のWSは終了しました。



参加者の方の感想としては…

・「演劇はコミュニケーションが大事」という意味がよくわかった

・台詞を言うことに必死になって、それ以外のことをおろそかにしていたと思った

・台詞を言っていない時間にすることがたくさんあることがわかった

・やりとりがうまくできた瞬間はとても楽しい

・「人の話を聴く」というのは面白い

・みんなでひとつの会話に参加するのは楽しい

等々。

Fの階の稽古でやっていることと同じようなことを大半が初心者の方である場で
一緒にできたことはとても貴重な経験でした。
Fの階の俳優と演出家にとっても、とてもとても勉強になる場でした。


WSは、台本を違えて今後3月まであと5回、大阪市内で行います。
「台詞を正しく読む/聴く」「戯曲を通して読む/聴く」

今回より少人数になると思いますし、テーマが少し変わるのでやり方は少し違ったものになりますが、
もう少しじっくり台本を読む/聴く作業を詰めたい方、ぜひ、参加していただければと思います。

戯曲は、階のこれまでの上演台本を使用します。

ご参加お待ちしています!(久野那美)

******************************************:

お申し込みと詳細は→こちら(WS申し込み)

<今後のWSスケジュール>





■台詞を正しく読む / 聴く3 @芸術創造館
・1/14(月)19:00-22:00
・1/15(火)19:00-22:00

■台詞を正しく読む/聴く4@東淀川区民会館
・1/20(日)10:00-13:00
・1/21(月)18:00-21:00

■台詞を正しく読む/聴く5@東淀川区民会館
・2/2(土)18:00-21:00
・2/3(日)10:00-13:00

■戯曲を通して読む1@大淀コミュニケーションセンター
・2/27(水)10:00-13:00
・2/28(木)10:00-13:00

■戯曲を通して読む2@芸術創造館
・3/11(月)13:00-16:00
・3/12(火)13:00-16:00







WS総合チラシ

真剣勝負(藤谷以優)

あけましておめでとうございます。
2019年になってから早くも1週間が過ぎたこと、正直まだ受け止めきれません。

そんな本日、前半は主にGさんとFさんの登場シーンを繰り返し稽古しました。
馴染みのない言葉での説明が多いシーンなので、いかに煙に巻かれつつでも真剣に会話ができるかが勝負なのだな。きっと。
後半はクライマックスに向けての謎解き合戦を。それぞれ知っている情報が違うので、ごちゃごちゃしていてとても楽しいです。観ている方は大変かもしれないけれど、登場人物がブレなければきっと迷わず楽しめるはず…なので、ブレないように相手に何をして欲しくて(または伝えたくて)言葉にしてるのか考えることを忘れないようにしたいです。

去年の今頃はもう直ぐ本番!
だったのが、今年は3月なので少し不思議な気持ちです。まだまだ出来る、楽しいです。

藤谷以優
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踊ること 拍子とかリズム(七井悠)

1月10日は芸術創造館で稽古。
この日は「ロックなセリフ合わせ」という稽古をしました。
台本のセリフは一字一句違わずに(ここが重要)、自由にセリフ合わせをする というものです。
この稽古、階の稽古場では毎回行っています。ストレッチしながらやったりしていた時もありました。

自由にと言ったら確かに何をしても自由(台詞を言わないのも自由、ともいえる)なのですが、
通底にあるのが「相手と集中力を保って、或る流れをつくる」感覚だと、私は思っています。
自分が自由になろうと思ったら自分一人だけではできず、自分の外に相手という対象を設定して
、そことのやり取りの中で、自分に変化が出来て所謂「自由」な状態で台詞が言えるのではないか。

なぜ自分一人だと不自由になるのかというと、結局自分一人分の事 しかできないからでしょう。

10日の「ロックなセリフ合わせ」は、セリフの連なりの流れが強い為か、どうしても会話態になったり
一シーンの再現になったりしてしまいました。どうしても相手と受け答えしちゃうというか。

もっと各々が良い加減な別々の方向を持ちながら(役とかキャラではなく、舞台上にいる基本的な在り方・存在として)、
一つの話の流れを紡げるくらい全体として一つの存在である、という風になったら(お餅みたいに)
良い劇ができるのだろうなと思いましたし、そういう風にしたいなと。

ささきくん

WS日記(1/20.21:藤谷)


今年に入ってから早3回めのWS。
何回目かの方や初めましての方など様々なのですが、毎度真剣に取り組んでいただいていて主催する側としてもとても得るものが多いです。

今回は2人、3人、2人という登場人物の少ない台本を使用しての緻密な会話劇のWSでした。男性の参加者が多かったので必然的に相手役をすることが多かったのですが、その人によって内容の変わること。ある人とは寄り添い、ある人とはせめぎ合い、ある人とは交わらず…。色々な展開が有るのですが、目指したのはいつもひとつ、2人で足して100になること。

1人で100を目指してしまうと、とてもつまらないものになるからです。多分、相手がいなくてもできてしまうから。なのに何故100をやろうとしてしまうかというと、そっちの方が自分の中で「演技してる感」を感じやすいのと、あと単純に不安になるからじゃないかと思いました。隙を作ると。

相手の出力を感じながらそれに合わせて自分の出力を探る、それの連続が会話なんじゃないかと改めて思えたWSでした。

いやあ、にしても楽しかったなあ、またやりたいです。


藤谷以優

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1/28稽古日誌(佐々木)

1/28と1/30は本番と同じKAVCシアターでの稽古。3月末の本番までの最後の劇場での稽古ということで、衣装や小道具や音響なども揃えて、スタッフさんにも観に来てもらって通し稽古をしました。
感謝。

いつもの稽古場でやるのと比べて行儀のいい通し稽古になってしまった。
久野さんに「なんか遠慮してるような気がする」と言われたのは悔しかったなあ。
準備を重ねて気負ってしまったぶん、失敗を恐れてしまったような。
それは今回の稽古をしている中で常に出てきている課題でもある、なんとか克服しなければ。
そんなつもりなくても舞台には全部のってしまうからなー。何に遠慮してるんでしょうね。でも確かに、稽古を重ねて精度が上がっていくのに比例して、痛みに自覚的になって一線を踏み越えるのを躊躇してしまうことは往々にしてあるあるだな。痛さも苦しさも全部楽しさだったはずなのに。相手の領域に土足でズカズカ踏み込んでいく度胸と、作品と相手への信頼を。自分の中に踏み込まれても丁重にお出迎えできるくらいの余裕を。それと改めて、セリフを言うために、展開させるために舞台に立つんじゃないということ。何のためにでもなくただ立てたら最高なんだけど。いや、セリフを聞くためになら役が舞台に居られるのかな。
明日の通しがんばるぞ。

あと、最近新しい芽を出してきている三田村さん演じるDさんと、明らかにメキメキと進化している藤谷さん演じるAさん。
そして昨日際立っていたのは、異様なスピードでつねにギャグをとばしていた七井さん。個人的には最近さらに元気になってきている石野卓球を思い出しました。
さらには強化稽古で役が強くなったプリンさん演じるFさん、Fさんと対のE役のイトウさんは登場シーンがとても印象的に電気ビリビリに。
みなさんのいい感じの変化に置いていかれないように、自分もビビらず変化し続けなければならんなと。
沙くんは最近体調悪そうで心配。
ぼくもうがい手洗いでがんばります。

本番まであと2ヶ月近くを残して劇場で通し稽古を重ねてスタッフさんにも来てもらって新しいアイデアももらってこれからもっと良くなるぞと思えるのはとても贅沢で嬉しいことなのですが、そんなことで安心せずチャレンジし続けなければ意味ないな。
万全の準備を重ねても、それで安心してしまったら稽古はあんなにおもしろかったのにこんなはずじゃなかったという目に遭う。
安心するためにではなくより高い山にチャレンジするために準備を重ねること。
これまでの稽古で骨組みは強くなってきてるから筋肉と贅肉を1回削ぎ落として作り直すくらいしてもいいかもしれないな。
果てしない。嬉しい。

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贅沢タイム。1/25稽古日記(プリン)

こんばんは。プリンです。
少しおそくなってしまいましたが、佐々木君があげてくれた28日KAVC稽古の少し前
久野さん、佐々木君、イトウエリさん、プリンで集中稽古をしたときの日記です。

集中稽古とは!
通常の稽古日程はもう決まっているのですが、もう少しここを稽古したい
という役者のために個人練習ではなく久野さんも一緒に稽古参加して頂き、ひたすら練る稽古です。
とにかく、めっちゃダメ出しもらえるしそのダメ出しを他の人に気を使うことなくとことん追求できる贅沢タイムなのです。

今回はまるまる5時間。集中プリンタイムでした。
佐々木君、イトエリの協力で何パターンも出来ました。あっというまでした。
約五か月もしているのに、なんでこんなに楽しいし(出来ないときは苦しい)課題が次から次へと出てくるんだろうと
不思議な気分です。

この日の集中稽古で感じたことは、見えてきたから振り出しに戻れて、やりたいことややらなきゃいけないこと
が見えてきた、気がするということでした。

役の個人の方向性がそれぞれ見えてきて(五か月稽古してやっとここにたどり着いた!)
その役の方向性、簡単に言うと性格、にそれぞれがたどり着くまでの厚みがすごくて
(沢山の没キャラクターたちが役毎にあります)

そして、いま方向性が見えてきた強いキャラ?同士がぶつかり合いながら稽古している気がします。
ゲームで言うとスマブラです。映画でいうとアベンジャーズです。
必殺技と特性が違うのです。

だから、ぶつかりあったときの化学反応がすごい。
すごい時を知っちゃったら、これじゃない時もわかっちゃう。
これじゃないときの原因がはっきりしてくる。
正解に一直線に向かうより、これじゃないものを越えてきた方がなんだか強い気がする。
強いと思う。強い!!
ゲームでいうと俺屍です。ちょっとちゃうか。

久野さんの台本は、景色や状態を魅せる作品が多い気がしますしステキな特色だと私は思うのですが。
よく寓話的と表現される方も多いそうです。
が、今回はなにか新しいジャンル?な気がします。
登場人物七人がこんなにうるさい作品はないんじゃないでしょうか。
七井さんもツイッターで書かれていましたが、「シアターという場所の時空が歪む」
七人でパワーのある作品にしたいです。
明日も稽古がんばろう!

映画館の七人の侍を、見に来てください!
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※公演詳細※

Fの階公演『なにごともなかったかのように再び始まるまで』
脚本・演出:久野那美

■前売りチケット発売中-3/31まで →https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScwpCt1lghP26eyI8p3UsLRX3FFKJW1O1v7dJ4ROJk2Re8L9w/viewform
(クレジットカード決済をご希望の方は 演劇パスをご利用ください。)

  2019年3月
  22日(金)20:00
  23日(土)11:00 /15:00 / 19:00
  24日(日)15:00 / 19:00
  25日(月)11:00 / 15:00
  Fの階公演@神戸アートビレッジセンター

お問合せ
fnokai2019@gmail.com

1/30稽古日記

みなさんこんにちは、環です。先日故郷の広島に帰って成人式に出席して来ました。これで私も形式的には大人の仲間入りです。早く内面も大人になりたいなぁと常々考えていますが、そもそも大人な内面とは?という疑問にぶち当たりなかなか前に進みません。

さて1/30は、本番で使用するkavcシアターにて通し稽古などを行いました。
いつものように少し離れたところで、そして最初から最後まで、頭をフル回転させながらみていました。(いつも稽古に参加すると普段大学の授業に出席している時よりも頭を使っているような気がします。いや、脳みその使っている部分が単に授業と稽古では違うからなのでしょうか…これも考えていきたいです。何がどう違うのかについて)

通し稽古終了後、スタッフの方から頂いたコメントの影響を受けて、稽古終了までずっと考えていました。
人はまとまる方向へ永続的に向かわないようにすることはできるのかどうか、についてです。
そりゃ人は独りでは生きていないから難しいでしょ、と冷静な自分にツッコミをいれられたのですが、それはそうだけど…そう言い切ってしまうのもなんだかなぁ…と考え込んでしまいました。

まとまっていて、安定感があって、きれいなもの。バラバラで、何が起こるかわからなくて、ごちゃごちゃしているもの。
この両者は相反するものなのに、どちらも面白い。
考えていきたいことがたくさん見つかった、そんな1日でした。

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吸い取る七井さん(佐々木)

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写真はプリンさんの撮ったぼくからパワーを吸い取っている七井さんと見ている三田村さんです。

1月末KAVCシアターで2回通して、これまでの4ヶ月の稽古を振り返り、2月に入ってからはさらに作り続ける稽古が続いています。

こないだは午前中にワークショップ、お昼から21時までずっと中盤以降をこまかく稽古。中盤以降は7人がつねに好き勝手動くので難しく、7人が好き勝手動いていないとおもしろくない。この2日連続の朝から晩までの稽古スタイルは夕方にはもうヘロヘロになってくるのですが、ヘロヘロになってからのほうがむしろ演じるのに必要な筋肉だけを使ってよりソリッドに舞台に立つことができている気がして、個人的にとても好き。演劇筋のトレーニング。ムキムキ。

日曜日はぼくがいっぱいしゃべるシーンを1日中稽古しました。通し稽古を経て、見ていただいたスタッフさんの間でなにやら「あのシーンは要らないんじゃないか」という話が出ているという不穏な話題を聞いてしまい、ヤバい!と気合を入れて稽古に挑んだのですが、また空回ってしまって最初は悲惨なことになってしまいました。あんなことにならないように挑んだのに何であんなことが起きちゃうんだろう。1人でやってしまいがちなんだろうなあ。思い出すとまた凹む。‪大概の自分にとっておもしろくないことは自分がサボってることが原因で。楽しみたかったらサボらない。楽しみたかったら楽をしちゃいけない、ってヒロトも言ってた。ずっと前から知ってる言葉だけどあらためて思い出す。

この日はこのままじゃあかんと思ってセリフ合わせをさせてもらったら、当然あると思っていたはずの足場が、途中でここ更地じゃん!ということに気づき、それからは楽になりました。しかしコンディションのせいで稽古にあんな影響出ちゃうのはどうにかしたい。今までが順調丸だったぶん、ここからが荒海への航海なんだろうな。はらはらどきどき。今まで以上に何にも依らずに立つことが必要になってくると思う。これからは深く長く潜水するようなことが必要になってくる気がするので、今まで以上に体と心のメンテナンスも気をつけたい。しかしそんな時間どこにあんねん。充実してきました。

時が経つのは早いもので(2/7稽古日誌、橋本)

皆さんお久しぶりです、制作助手の橋本です。
前回日誌を書いたのは12月頃だったと思います。この期間、私はハタチの演劇プロジェクトという演劇団体に出演していました。

さてさて、この日の稽古にはチェサンさんがいらっしゃいました。思えば「パノラマビールの夜」からもう1年経つんですね。去年の私は匣の階で若旦那さんがされていた制作ワークショップに参加して、本格的に制作を志しました。思えばあの時ご一緒した方は、今某関西の劇団に準団員として入られ、私も階の次の公演に携わらせてもらって、1年の変化って凄いですね。

この日の稽古は、通しで出た脚本側の問題点をブラッシュアップした最新版の台本が完成し、その読み合わせ、そして心の声を出しながら本編を進行するという稽古を行いました。
役の思っていることを発言する、つまり言葉にすると見えてくるものが沢山ありました。人間は周りで起こったことに対する反応や気持ちによって動くという議論はよくありますが、それを考える大切さ、また「言葉にする」大切さ、そういったことを考える稽古となりました。
残り1月半ほどとなりました。どんな作品ができるか、皆様お楽しみに
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稽古場日誌2/13(三田村)

三田村です。

早いもので本番まであと約1ヶ月になりました。
本日は若手中心の自主強化稽古日でしたが、予定が早く終わったので久々に高槻の稽古場まで行きました。てか、もう自分は若手ちゃうんやな。もうおっさんやな。でも猪木によると、人は歩みを止めたときに、挑戦を諦めたときに年老いていくわけだから、迷わず行けよ行けばわかると思います。

自分のよい状態、よい声をどうキープするか。よい状態の再現性を核に持ちながらしかし演技を劇をフィックスするのではなく、相手も自分もよりよく相互に変化し続けることを止めない、かつ自然に、ってことばにすると比較的簡単ですが、実際にやろうとするとなんて難しいのかと、稽古を観ていてそんなことを思ったのでした。

2/12稽古日記(練間沙)

稽古日誌書くのは久しぶりな気がします。

僕の今回の役は結構舞台上を俯瞰しているというか、
ちょっと離れたところから喧騒を眺めていることが多かったのですが、
何か面白くならないこともあって、最近は距離感を意識して変えてみようという試みをしています。

セリフが無くても登場人物たちはそれぞれに思っていることがあってそれが相関していって舞台上で物語が展開されていきます。
登場人物の数だけ物語があるというのは階の公演で今までも言い続けてきていることだと思うのですが、
今回は人数も多いこともあってそれがより顕著なのではないかなあという気がします。

稽古で今その人物が思っている心の声を発しながらセリフも言うという稽古をしました。
声が稽古場にあふれるのでノイズも増えるのですが、言葉にすることで感情の流れがわかりやすくなって、セリフがつなげやすいなとか、行動の原理が見えやすくなるなと感じてました。

明瞭になってきた心の動きをどの按配で表出するのかを考えつつ、登場人物間の関わり方を模索していこうと思います。
あと、ちゃんとセリフは誰かに言わないとだめでその人に何を伝えたいのかを明確に持ってないとセリフが不明瞭になってしまうなあとまた痛感しました。
常に意識しないとと反省。
あと1ヵ月ちょい頑張ります。

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2/14稽古日記(森本聡生)



はじめまして演出助手で参加することになりました森本聡生と言うものです。稽古日記を始めて書きます!

俳優の皆さんが色々なシーンを作っていくのを観ながら私はいつも俳優の皆様の頭の中を覗いてみたくなります。普段、私も俳優として作業をする事もあるのですが、他の俳優さんはどういう作業を選択していっているのだろうかと、興味津々です。何を見て何を感じて頭の中にどんなイメージが浮かんでいるのだろうかと、皆さんの稽古を見ながらそんなことばかり考えています。

稽古を進めていくと、形が色々変わっていくんです。物語の形が。稽古のたんびに様々な形や色に変化して行きます。本番はどんな形になるんでしょうか。私自身もとても楽しみです。

ちなみにこの日はバレンタインデーだったのでハートの形に!…はなりませんでしたが、この日の物語の形はズバリ!平行四辺形でした!(個人の主観です…)

兎にも角にも少しずつ色んな面が見えてとても楽しい稽古です。衣装も決まって来たらと舞台全体を通して劇の世界が立ち上がって来たように感じております。

あと1ヶ月と少し。
私自身もその変化していく様子を見守りつつ、少しでも形を変える要因になれるように進んで行きます。
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複製の目指すところ (3月3日稽古日記)

七井です。

公演本番まで1か月を切りました。が、稽古場で行っている事は稽古開始時と変わらず、
台本を繰り返し演じながらの精読作業です。

各々の俳優の中での蓄積(脱線も含む)が、ここになって「演ずる役」の外面に大きく反映されてきた
感じがあります。手放すことを恐れずにここまま本番まで進みたいところ。

今回は映画館が舞台の作品なので、必然的に「映画」が物語の中に登場してきます。
映画は数多くの誰かの手によって作られて、数多くの誰かに観られて、誰かを介して
また新しい場所・時間に上映されてゆきます。
上映される場所と時間がどれだけ増えても、「映画の中身」は変わりません。
ましてや「映画」という枠組みも変化しません。

蓄積された時間が無いと言う事は、経験・歴史を持たないと言う事です。
常に「新しい」ままで保存されて、上映され続ける映画が、自分の歴史について考え始めたら?

人間も同じで、他者・外側があるから、「今自分はここにいる」と言う事が、時間・空間的に
把握できる訳で、他者を持たない人は、永遠に変わらない自分を、自分一人で認識し続ける
というある種の狂気にまで行ってしまうのではないでしょうか。

一見平和そうに存在している「映画館」は、そういった狂気を沢山孕んでいるのです。

佐々木君(笑顔)

3/7稽古日記(竹内)

制作担当の竹内です。

1月下旬に会場であるKAVCシアターでの通し稽古を観て、2月があっという間に過ぎ、3/7の稽古を観てきました。

1月の通し稽古では、「戯曲がお芝居に立ちあがってきた」という印象でしたが、そこから稽古を積み重ね、久野さんが本を直し、また稽古を重ね…という中で、「1度立ち上がったお芝居から自由になって再構築されている」なと思いました。
各シーンで、それぞれの役がしっかりしているので誰を観ても面白いですが、どこを観ればいいのかはしっかりと決まっているような感じ。

そしてこの約1カ月半の稽古の中で戯曲が俳優の身体の中に落ち込んだ・馴染んだんだなと思えます。
役ができてたからでしょうか。稽古場ではシーンを創っていく中で、俳優の役としての「遊び」がみえて稽古を観ているこちら側が楽しいほどです。
特に七井さん・三田村さんが面白くて、久野さんや助手スタッフメンバーと共に思わず吹き出してしまうこともしばしば。

稽古場で会場との空間の相性や雰囲気を感じることができたので、実際に劇場入りしてスタッフワークが入り、ブラッシュアップされていくのを考えるとワクワクします。

最終的にどんな芝居に落ち着くのか、お客さんがどんな反応をして、それがどう作品に作用するのか。
幕が開くのが楽しみです。


劇場入りまで、残りの稽古も少なくなってきました。
昨年の「匣の階」よりもご予約の伸びが早いそうです。
ご観劇をお考えいただいてる方は是非お早めに!

ご予約いただいた方には特典として「新開地食べ歩きマップ」なるものがございます。

詳細→【予約特典】KAVC食べ歩きMAP(クーポンもあります)

観劇前の腹ごしらえに(腹が減っては観劇できぬ!)、観劇後のティータイムに、はたまたお酒を飲みながら感想を言い合うなど。
お得なクーポンを使って、作品と共に新開地の街・食を楽しんでいただければと思います!

制作竹内的なもう一つのオススメポイントは、Fの階公演期間中にKAVCホールで行われているエクステさんの公演
そう、1つの施設で2つの公演を観れる訳です。

「あ!公演やるんだ!!どこどこ?!…神戸か、ちょっと遠いな~。観たいのは観たいのになぁ…」と思われている大阪・京都・さらに遠方のお客様。
観光と合わせて神戸に来ていただくも〇
エクステさんの公演とはしご観劇していただくも〇
観劇の合間に新開地の街を楽しんでいただければ◎です!

映画館にちなんでのグッズ販売も予定されています。
(匣の階「パノラマビールの夜」の時のあの飲み物のような…。映画館と言えばあの食べ物!など)
いろんな角度から作品・公演を楽しんでいただけるかと思います。

残りの稽古を経て、照明・音響・会場空間と一緒に仕上がった作品とともに
会場でお会いできることを楽しみにしています!

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公演日程
  2019年3月
  22日(金)20:00
  23日(土)11:00 /15:00 / 19:00
  24日(日)15:00 / 19:00
  25日(月)11:00 / 15:00
  Fの階公演@神戸アートビレッジセンター

詳しくは
【Fの階公演詳細&チケット】より!

2019/03/18の稽古日記

こんにちは 演出助手の環です 昨日の稽古日記を書こうと思います。

ところで(突然ですが)Fの階の公演「なにごともなかったかのように再び始まるまで」、本番まであと(この稽古日記を書いている今日も含めてあと三日となりました。今からちょうど1週間後には、全て完了しているのか…と驚天動地しながら昨日も稽古の様子を観ていました

昨日は作品の中で重要な役割を果たす、あるものが稽古に参加しました。
これまで「何となくイメージしていた」ものが実際に人の手で実体化する瞬間を見て、思わず「おぉ…」とつぶやいてしまいました。
人がたくさん集まると言うのは考え方の違う人がその分だけ集まるということなので、人同士で化学反応が起こり、結果として面白くてワクワクすることが起こる…というのは、今回Fの階に参加してわたしが私なりに学んだことの一つです。
役者の皆さんの集中力も高まっていて(環の主観です)、私も置いて行かれないように(色々と)頑張らねば…と決意を新たに表明したい気持ちです。

おそらく本番中にも観客の皆様によって化学反応が起こること間違いなしです
ぜひ今週末はkavcシアターにお越しください

チケットの予約はこちらから↓
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScwpCt1lghP26eyI8p3UsLRX3FFKJW1O1v7dJ4ROJk2Re8L9w/viewform
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